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お知らせ

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JAZZの勉強 2

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ジャズ理論は面白いです。勉強はすごく楽しかったです。

クラシックの和声学や対位法は到達すると本当に美しい世界がありますが、エベレストに登るような気になります。芸大和声(赤黄青)でも結構大変で、泣きながらレッスンに行っていましたが、アンリシャランの和声課題集に突入した時に先生のご都合が悪くなってレッスンの継続を断念。少々ホッとした気にもなりました。課題を解くことを中断してしまうと、後は感性が風化する一方です。
 

そういえば、クラシックを主に勉強する音楽大学は「作曲科」が楽器や声楽の「演奏科」から独立しています。職業として「作曲家」と「演奏家」が分離しているので、演奏科の人は、プロの作曲技法を演知らなくてもいい・・ということなのかな?普通演奏科の学生さんは、作曲技法に対しては、ほんの入り口(充分難しいですが。)しか教えてもらっていない状態でOKになっちゃってます。(もちろん、演奏家として活動をしていると、実存している作曲家の作品も演奏する機会があるので、勉強する必要も機会もあります。そういう人には、本当に頭が下がります。)
 

ジャズは使うところだけ勉強していればいいので、逆にジャズに触れている間は理論の勉強をしなくても、感性を忘れてしまう
ことはないし、演奏するのにとても実用的にできています。ということは理論を知らないと演奏できないということになります。前のコラムで書いた「JAZZは頭が良くて、勤勉な人のため音楽」ということは、弾く練習だけでなく、「要机上の勉強」という意味なんです。
 

1・反復練習で「指のテクニック」と「ジャズ的なフレーズ」を覚えていくこと
2・楽器を離れて、演奏の裏付けとなる「理論」を知ること
3・ピアノを演奏するためのテクニックの練習をすること
をバランス良く行えば、挫折しないで進めることができると思います。私はポピュラーの演奏の仕事をしていて、どうしても軽音楽の勉強しないといけなかったので、適当でもなんとか格好がつく状態にしなければなりませんでした。ジャズ理論を学生時代にかじっておいたのが、ものすごく役に立ちました。
 

私はクラシックとジャズの理論を行き来して勉強したので、両方の発想の違いもわかってきました。だからジャズのチャンネルに合わせて音楽するとスウィングするし、クラシックの方のチャンネルを使うとクラシック風のテクニックになります。
発音(タッチ)もまるで違ってきます。ちょっとコウモリみたいですが、両方のジャンルが、なんとなく出来るくらいわかっていて、楽しめるのはいいことだと思うのです。
 

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もし、クラシックが楽しめるような下地があったら、ちょっと手や足を伸ばして、ジャズやポピュラーの楽しみ方も知ると、より音楽が楽しくなると思います。
 

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