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お知らせ

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レッスンの大切さについて

自分の身体に対する認知力がどんなものだか。…意外と意識しないで過ごしていますよね。今、膝が曲がっているか?肘が曲がっているか?とか。身体に近い部位の大きな関節は分かりやすいです。
 

では、バレエなどのお稽古を受けていると思って下さい。先生が指示をだします。「はい!では顔は正面で真っ直ぐ立ったまま、右脚を腿付け根から真後ろに上げて下さい。」「その時に足首や肘が曲がっていませんか?気をつけて。」と言われた瞬間、なんの予備知識が無い集団の場合は約半数の人が後ろを向いて、先生から「顔は正面です‼︎」と怒られます。
 

ボディテクニックの先生が、「なんで足を後ろにあげるのに、いちいち振り返るのか、訳がわからない。」休憩時間にこぼされました。先生は親子二代バレエダンサーで素人感覚がわからないのです。私が「後ろに足を上げてしまうと、自分の足がどうなっているかわからなくて不安だから、見て確かめるんです。」と答えると「いちいち身体がどうなっているか見ていたら、姿勢が崩れるじゃないか。見ないと身体がどうなっているか分からないなんて、何処か身体が悪いか脳に障害でもあるのではないか…。」と絶句されましたが、訓練されてない人なら真っ当な反応だと思います 

 


 

実は昨日の太極拳のお稽古、「自分の身体を見ない」「鏡を見ない」「他の人を見ない」で本当にコマ送り状態、身体がどうなっているか、しっかり認知してから次の動作に移ることを、叱咤激励されながら1時間以上も練習しました。…ということは誰かの見様見真似は出来ないです。ヤバイ!
 

シツコク認知させないと身体はキチンと反応しないのですよね。太極拳の先生もバレエの先生同様、「これだけ言っているのに、違うことをしている人がいっぱいいます‼︎」と大声を張り上げていました。
 


 

思った通りに身体を動かすことは難しいですが、正しいと思い込んでいる間違いを矯正することは、自覚がないので、自力ではほぼ無理です。どんな人でも肉体には癖があるので、真っ直ぐ立っていると思っていても、実は反り返っていたり…とか、するものです。
 

だから、長年培ってきた芸事のお稽古やレッスンに通う習慣は、自分の発想や理解の範疇を超えた物を教えていただける以外に、客観性を持ち、身体を労わって使うことの気づきになるので、やはり大切なことだと思います。
…太極拳で思い知りましたが、この様なお稽古は、忍耐力も試されますね。
 

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