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お知らせ

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譜読みについて (大譜表とコード譜)

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未就学児で習い始めの場合、どんな教則本を使ったとしても、先生やご両親がそばについて、音高や音価を少しづつ(人よってはあっという間に)教えてあげなければなりません。なぜかというと教則本がまだ完全に一人で読めないからです。最近はみんなおませで、保育園や幼稚園に通っている間に、平仮名の読み書きができるなる子が多くてびっくりしています。でも、「はい、これ読んできてね。」は、いくら何でもかわいそうですよね。というわけで、ちょうど3年から4年目の学習児童は大人と同等の語学力(あくまでもピアノ譜に対してですが)を有しているようになるので、MYMUSICでは「2分の1成人式」でおとな扱いとなります。
 

ところで世間では未婚率の上昇や、中々独立しない「パラサイト」が増えて問題になっていますが・・・・
 

読譜に関しても‘一人でもできるはずなんだけど、先生が一緒に見てくれないとやる気がしない、パラサイト’が、いっぱいいます。
 

忙しい会社員の人、残業続きで家で譜面なんて読む気がしないのでレッスン室で一生懸命覚えて帰る人や、ちょっとは弾く時間がありそうなのに、初めての譜面を持ってきて「先生、この曲弾けるようにしてください。」と言ってくる小中学生。譜読みにかける時間があったら、宿題をしたりお友達と一緒にいたいのでしょうけどね・・・
 

確かに先生は、今までたくさんの譜面と格闘しているので、生徒さんより目が慣れています。意識しないでもアナリーゼしながら譜面を見ているので和音進行で譜を読んでいたり、弾きにくいところも「音のグルーピングを変えると格段に覚えられて弾けるようになる」とか、手段を持っています。2分の1成人式を超えたあたりから大人の「パラサイト」は、真っ白から苦労するより、先生から先に手法を聞き出してなんとか楽をしようという魂胆見え見えです。というか賢いやり方かもしれませんね。
 

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以上は大譜表での「書き譜」の場合。「メロ譜」をいきなり弾くのはそのための「仕込み」が必要になります。
 

高音部譜表にメロディしか書いてないのですから、コードから音楽の読み取って、音符が書いてない部分を自分で埋めていく勉強が必要になります。(MYMUSICでは、子供時代からピアノを習っている人には、コード表記に慣れてもらいたくて、楽典の教材は音名表記が「ABCDEFG」のアメリカのものを使っています。導入期には「ドレミファソラシ」の階名を書いてあげてますが、教本にはしつこく「ABCD」が出てくるので、知らず知らずに覚えていくようです。)
 

次にメロディに対して、コードから読み取った情報をいかに鍵盤上に配置するか、ボイシングですね。ボイシングか綺麗だと‘カッコイイ’サウンドになります、ダメだとダサくなります。こう書くと、センスの問題みたいですけど実はセオリーの問題です。つまりは「こうすると素敵だよ」と言われている「押さえ方」の理論を知っていくことが、譜読みの勉強になってきます。
 

大譜表に全部書かれたものと格闘するのか、書かれていない部分で格闘するのか・・・
 

どちらにしても頑張って弾けるようになったら、嬉しいですよね。
 

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