楽な身体の使い方
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S先生のバレエ教室に長い間お世話になりました。辞めたキッカケは、その年の1月に帯状疱疹を罹患し、数ヶ月のドクターストップががかったせいです。股関節の痛みを冬の終わりから発症することが多かったのですが、その時期に被ってしまい、復帰の意欲が萎えてしまいました。
クラシックバレエのエクササイズは「アンディオール」して重心を引き上げる、ポジションは必ず「ターンアウト」。
面白いサイトを見つけました。http://k-bodydesign.com/dw201.html
私の場合、脚を外旋して立つと鳩胸出っ尻になり骨盤がタックインするので、真っ直ぐ立つ為には、いつも意識して筋肉で真っ直ぐな姿勢に身体を合わせていることが必要になっていました。身体だけでなく意外と精神的にもストレスがありました。「バレエは健康体操では無い、芸術だ!」がS先生の持論なので、芸術が表現できる肉体になる為には多少の犠牲も必要な様です。特にプロのダンサーは35歳過ぎて何処か故障がなかったら真面目に踊っていなかった証明とぐらいいわれています。
でも、初心者や趣味の人は健康と美容が目的ですよね。上記のサイトはとても分かりやすくて勉強になりました。
最近通っている太極拳のクラスでは、筋肉を無防備に動かす危険を常に説かれています。身体の作り出す形は、関節を認識して骨を通して動かした最後の表れだから、正しく動かせば自ずと正しい位置に納まるのだ、という理屈なのだそうです。
バレエのクラスでは透明な何にでもなれる肉体になる為に身体の癖を何とか取り払おうと先生方が四苦八苦されていました。どうも癖の強い人がいてそういう人は半分くらい諦められていました。が、太極拳のクラスでは、今のところ、その癖を取り去る事がメインの様です。
さて、ピアノのレッスンでの生徒さんからのご相談内容で一番多いのが脱力についてです。脱力さえ出来ていれば、指の独立の問題や手の大きさ、音量不足、等を1点づつ、ちまちま考えなくても解決出来るはずだと踏んでいらっしゃるのです。
ところで何故脱力出来てないと自覚があるのかといえば、それは何処か窮屈な形で演奏しているからともいえます。
ピアノは手先指先で演奏している様に見えてます。が、「身体の中心から発した音楽的な動きが、身体の色々な関節や筋肉に伝わって来て、最後の表れが楽器演奏である」、というならとても演奏する事が楽になるのかなぁと思います。
太極拳の先生は、キツイ個人攻撃でサンプルを血祭りにあげて教えをしていますが、明日は我が身なので皆んな必死になって覚えます。
ピアノのお稽古は個人レッスンの形態なので、他の人と自分の弾き方の比較が出来ないのですが、グループレッスンで初心者から弾ける様な曲をみんなで演奏して回したりとか、の機会があると、「自分の常識他人の非常識」がいくつも見つかったりして、面白いかもしれません。
2016.10.16│コラム