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お知らせ

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手の大きさに頼らない

西武線、[中野区 鷺ノ宮駅]、[杉並区 下井草駅] 近のMYMUSICピアノ教室です!

中央線沿い「阿佐ヶ谷教室」もご贔屓に!
 

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さて、新年会に向けて人々が始動しだしたこの頃、自分も新年会の出し物を考えようかなぁと思い始めました。前回の発表会では、巡礼スイスから名曲「泉のほとり」とイタリアから「ペトラルカのソネット104番」を弾いて涼しみました。まぁ、ペトラルカのソネットは暑苦しいイタリア男の恋の詩に曲が付いたものでしたが。

 

 

 

邦訳は日本人の感覚だと濃すぎるような・・・発表会の時は言語で武富太郎さんに読んでもらいましたけど、イタリア語だととても素敵な響きに聞こえました。

 

 

 

涼しげだったり歌モノに飽きたので、発表会後は4番「泉のほとり」の次の曲、5番「Orage」(邦題・嵐)を惰性で弾いていました。難曲であることばかりで名曲との評が全くないこの曲、ただ単に譜読みが楽そうなので選び、レッスンで見てもらったU先生と二人で「リストはチェルニーの弟子だし、チェルニーがわりのエチュードにちょうどいいかも」となかば馬鹿にしながらも、この頭の悪そうな曲をちまちま弾いていました。が、誤算がありました。この曲を練習していると汗をかくのです。「嵐」・・・これからのゲリラ豪雨や台風シーズンにちょうどいいかと思いましたが…
 
 

 

曲の冒頭からff その後Presto furioso(熱狂的に・荒れ狂って)rinforzando(その音を急速に強く)がいっぱいあって〜 sempre fff〜strinjeno(だんだん早く・だんだんせきこんで)〜sempre strepitoso(騒々しく・強烈な)Cadenzaで少し休憩できるかと思いきや、ad.libitumha右手のアルペジオのみ、主旋律の左はmarcatoだったり。

 

 

 

たいして長くない曲ですが、中間部分に‘休憩タイムがない、最後までうるさい曲’だったことが譜読みしていくうちに判明しました。オクターブの8分音符ばかりで譜読み後も楽そうだったのに大誤算です。少しはダイエットになるのかな・・・?

 

 

 

騒々しく・強烈なところの譜面です。ユニゾンのあとは両手オクターブでアルペジオ。

 

 

 

楽しそうな3度のスケール両手重ねも・・・一見難しそうでも2パターンだけ。

 

 

 

突然マーチみたいになった時の左手が、オスティナート。右手はワンコード、譜読みの嫌いな私から見たら素敵な風景!

 

 

 

9月半ばにA先生のレッスンに行くことができました。今回はリストばかり、ノクターン3番(愛の夢)を加えて、泉と嵐と104番を4曲を持って行きました。情熱家のA先生のツボにはまったのはやはり「Orage」で、早くものにするようにと・・・手が小さいのだからレパートリーにするのはやめたら?と言われるかと思ったのに、ちょっと意外です。
 

 

 


 

 

 

 

バカにしきっていた「Orage」ですが、U先生とのレッスンの中で、実は人間賛歌的な深い情緒があり、楽語の細かい書き込みからリスト自身は結構気合いを込めて書いたのでは・・という結論に達しました。そう言われてみるとヴェルディのオペラのワンシーンみたい・・・急にやる気がおきましたが、すでにU先生は「Orage」に飽きてきてしまったようで、次は絶対新しい曲にして!と言われてしまいました。

 

 

 

ところで先ほどの「新年会の出し物」の話に戻りますが、新年幕開け早々に「嵐」は顰蹙をかいそうなのでどうしようかな・・・とU先生に相談したら同じリストの「森のささやき」がふさわしいと猛プッシュです。「森のささやき」プラス何か(「嵐」でも)だったらまぁ無難ですよね。

 

 

 

話は変わりますが、私は身長150センチないくらい小柄で、手の大きさは小学生にどんどん抜かされていきます。中学生の生徒で私より手の小さい人はいないのです。そんな中、小学3年生のNちゃんが新年会ように新曲を持ってきました。「ラデツキー行進曲」‘ヨハン・シュトラウス1世’の名曲、ニューイヤーに鉄板の曲です。

 

 

 


 

 

 

曲の冒頭と中間部に少しだけですがオクターブのフレーズがありました。Nちゃんはまだオクターブの重音を弾いたことがありませんが、ちょっとだけ挑戦したそうです。うーん届くかな・・・ちょと無理かも。経験のない技巧を無理して長時間練習するのは怪我の元、一晩寝たら手が成長して1オクターブが届くくらい大きくなっているかもしれないからと説得。毎日「3回だけ」弾いてみて、出来そうかどうかを経過観察してもらうことにしました。

 

 

 

お母様もお迎えにいらっしゃって「オクターブのフレーズはまだ無理ですよね?」と尋ねられました。そこで毎日三回のお話をして、「手の大きさに関してはあと数ミリで余裕が出てくるとは思うのですが。」と話していて試しにNちゃんと手を合わせて大きさを比べてみました。ショック!Nちゃんと私の手の大きさがほとんど変わらない。

 

 

 

Nちゃんは「もう来週弾けるようになっているかも!』と急に威勢が良くなりました。実はこの日、私が「愛の夢」の中間部分を弾いていた時にNちゃんがレッスン室に入ってこられたのです。思いっきり聴かれてしまったようで、先生もオクターブ大丈夫なら自分もいける!と思ったようです。

 

 

 

そういえば・・・

 

 

 

今までたくさんの生徒さんをレッスンさせていただきましたけど「私は手が小さいので弾けません。」と言われたことは皆無です。それどころか私が「恵まれた大きさの手を持っているんだから、これくらい弾いてよ!」って冗談めかして言った答えが「先生、何バカなこと言っているの、手の大きさなんてたいして影響ないじゃない。」とだったことがありました(小学5年生に大真面目な顔で)。
 

 

 

 


 

 

 

こんなに小さな手でよく頑張っているなぁと自分の手が愛おしく感じられました。andなんで私はオクターブのパッセージが得意で(あくまでも本人比較ですが)私より手の大きい人でも得意じゃないまたは上手く弾けない人がいるのだろうとも思いました。

 

 

 

よくよく考えたらオクターブは手が小さい人でも届くので、抑えるだけなら手の大きさはあまり関係ないのです。大きな体躯や手を駆使しないと演奏できない楽器が存在している中で、ピアノに関しては、小柄な女性でありながら秀でたピアニストが大勢存在しています。手の大きさに頼らない弾き方は確かに存在しているのです。
 

 

 

ところで雑談ですが、最近急にリストばかりです。今年の春に生徒さんの結婚式で「ノクターン3番(愛の夢)」を弾いたのがきっかけで、「そういえばリストって人がいたわ」と思い出し、そしたら意外と付き合うのが楽だった・・・ということがあります。付き合うのが面倒な相手はショパン(もっと面倒臭い人がシューマン)です。U先生にその話をしたら気持ちはよくわかると言ってウケてました。リストは分かりやすいのが良いです。
 

 

 

こちらも大きくなってきました、生後7ヶ月に入り、とうとう3キロの大台に乗ってしまいました。

 

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