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お知らせ

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強い指、弱い指

大人の生徒さんは、指のしっかりいている人が多いです。当たり前だけど10代未満の手と比べると経年強化されています。手は日常の動作でも訓練されているので、子供の頃より器用に動くはずだし、大人になってからも関節がふにゃふにゃしている人は珍しいですよね。

 

えっ!私は指が弱くて・・・っていう人、4歳の頃と比べても同じように思えますか?十分すぎるほど鍛えられているはずです。

 

私が高校生くらいの時は、音楽的な評価より、テクニック重視の傾向だったので、指が「強くてしっかりしている」方が成績がよかったと思います。何しろ大学受験が控えていましたから、しょうがないですね。とにかくミスなく大きな音が出て指がよく回る、が大切でした。私は当時そこまで気が回らなくて、ピアノの成績は中より下の方(滑り込みで高校に入ったのは承知していましたので、ピアノの成績についても高望みしなかったのが、ますますの仇となったようで・・・)をウロウロ。

 

 

  そんな頃に術科担当の先生が産休に入り、産休補助の「ハンガリーリスト音楽院」を卒業された先生に師事する事になりました。留学帰りで情熱に溢れた新しい先生は、私のふにゃふにゃな指に喝を入れるべく「ピシュナー60の練習曲」の超スロー練習に取り組ませたのです。練習させられる方も根気がいるだけで何も楽しくありませんでしたが、レッスンに持ってこさせる先生の方が、100倍つまらなかっただろうと思います。今でも感謝しています。

 

 

・・というような、ちょっとばかり改善があったおかげで、へたっている割にクルクルよく回る指の助けも有り、なんとか高校と大学時代を無事に過ごす事ができました。

 

 

ちょっと待った!「へたっているのによく回る指」ってどういう事?  

 

 

実は「強い指で頑張って弾く」方が「早く弾く」だけの事を考えると大変なんです。例えばフォルテッシモでM.M.=120で16分音符で音階を弾き続けることを考えたら・・疲れるどころか手全体と腕が痛くなってつりそうです。私は強靭な指を持ち合わせていなかった為に、身体に負担をかけるような練習をしなくて済んだかもしれません。  

 

 

 

MYMUSICのに来ている子供たちは「手の形を卵を握るように、とか、伏せたお茶碗のようにしましょうね」と先生から言われたことが有りません。だから好きなように弾いています。何故かというと大人の生徒さん達が、ガッツリその言葉で育ってきていて、その結果を私が引き受けているからです。常識的に考えると、何かの形状に身体の形を作ってから動かすのは難しいことに気づくはずです。  

 

 

横着な私が考えたことは、「強靭な指を持たずして(持つ努力をしないで)いかに楽曲を弾くか」ということでした。「茹でた讃岐うどん」で鍵盤を押してもピアノは弾けないだろうなぁと・・でも指はどんなに柔らかく「くにゃくにゃ」にしても讃岐うどんと違って鍵盤を押せるということを理解しました。全ての人の指には骨が通っているからです。だから3歳4歳の子が、七転八倒して身体を揺すりながらも、なんとかピアノが弾けるのです。  

 

 

・・・もう大人になったのだから、気楽にピアノを弾きましょう。

 

・・・子供の人も・・そのうち立派な大人になるのだから頑張りすぎないようにしましょう。 

 

美味しいものでも食べて…

 

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