白鷺教室で試演会?
今日、楽しい半日を過ごしました。 ‘受験がきっかけでピアノを辞めた生徒さん’のお母様が、わざわざレッスン室まで来て下さり、イベールの「物語」を全曲聴いてくださったのです。 一曲づつに表題とイベール自身の解説が付いているので、どんな風に聞いてもらうか考えちゃいましたが、「表題」を言ってから曲を弾き、色々想像しながら聴いてもらい、弾き終わってから改めて「表題」と「解説」をお伝えする感じで、10曲全部だと20分くらいかかってしまったかな?朗読が下手で自分自身がドン引きしてしまいました。太郎さんみたいに喋れたら本当に良いのですが…
…聴き終わって、「もう、お腹いっぱいな感じ」って言われました。一曲づつはシンプルでそこそこ短かいんですが、不思議ちゃんな曲が多いので、途中まではクルクルと考え過ぎちゃったそうです。 「イベールっていう人は、UFOと交信できる人ですよ、きっと。」なるほど面白い意見です。「物語の登場人物や情景を俯瞰的に見ていて、決して深入りして同調しないところが、何処か冷たい感じに聴こえる。」とも。
その後二人で譜面を見ながら演奏。一曲目の「黄金色の亀を曳く女」は鳥肌物でゾクゾクしてきたそうです。「曲の出だしって、本当に重要ですね。人を引きこむのは最初で決まりますもん。」とアドバイスされ、10曲もあるので、それぞれ空気感を変えて人を引っ張らなきゃいけないなぁ…と反省。 その後は二人で「この水晶の牢に閉じ込められたお姫様の頭は相当アブナイ。」とか「風変わりな少女(おてんば娘)は風変わりを超えて本当に変!」とか、言いたいで放題でストレス発散。「で、最後の曲くらいまとも始まってに終わるのかな?と思ったら想定外の結末ですよねー。」確かに、予定調和的な曲がなくて何処か居心地が悪い気もしてきます。
お昼ご飯も作ってきてくださりケータリングまでしていだた上、美味しい手作りのシフォンケーキまで頂いてしまいました。貴重なアドバイスも・・ 本当に感謝感謝です。
2016.03.02│コラム