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お知らせ

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「ピアノを弾く時の姿勢」と「腹筋」

「私は腹筋が弱いのではないかと思うのですが・・・」とレッスン中に生徒さんから尋ねられました。座位で力を腹部に入れようとしてお腹に手を置くと、肩甲骨の間が狭くなって、肩が後ろに引き寄せられてしまうそうです。つまり「胸を張りすぎた」状態になるそうです。一般的な女子はお腹というより下っ腹が気になりますよね。その方もおへその下に手を置いていらっしゃいました。

 

  「それは骨盤が後ろに流れちゃってタックアウトになっているから、立位で同じことをしたら鳩胸出っ尻になっているはずですよ。」タックイン、タックアウトはバレエ用語なのかもしれませんが、腰骨の傾斜のことを指します。  

 

バレエなどの舞踏で「足を180度に開くターンアウト」を目指すと、腹筋と内転筋を締めないと、鳩胸出っ尻の「タックアウト」になります。骨盤が傾いていても踊れないわけではないのですが、余計な体力と筋力がいるので、体が太くなります(筋肉太りです、怖いですね)。故障の原因にもなるのでバレエの世界ではタブーとされています。回避するには「尾骨を下に向ける意識」や「腰から肩甲骨までが床と垂直になる感覚」が必要になってきます。で、この方にはその話をして、腹筋の強さは関係ないのでは?とお答えしておきました。

 

 

   

 

 

本来なら、腹筋は圧縮して使うので、腹筋が強いとタックインして猫背になりがちです。綱引きをするみたいな感覚を思うとよくわかります。ピアノで腹筋を使うのは、他の部位の筋肉が圧縮されてしまうと演奏に支障が出るので、とりあえず腹筋でも締めておこうか・・と体が自然に反応するのではないかと。プラス、重心が低い方がピアノは弾きやすくなるため腹筋を意識することになるのではないかと考えています。  

 

ピアノ演奏時には圧縮した筋肉を使いません。ので、筋肉が圧縮されていない状態でどれだけのパワーが出るかが勝負になってきます。腹筋を意識して重心を下げ、且つ腕にまつわる筋肉周りの緊張をとることができると、より楽にピアノが弾けるのではと思います。   椅子の高さやピアノからの距離も人様々ですが、それも姿勢と深く関わっています。自分が楽に動ける姿勢を保つことが大事なことです。

 

 

ピアノの練習を始める時の座り姿勢、1「どちらかと言えば、ちょっとだけ前傾姿勢で(座って鍵盤に手が届くくらいの)」2「尾骨が下に向いている」3「背骨が真っ直ぐに立っていて、その上に頭が乗っている」。最後に「その尾骨が下を向いた姿勢を崩さないで88鍵全部の鍵盤を拭き掃除ができる(この拭き掃除の時に腹筋を使うことになります)」ぐらいのチェックをしてからの方がいいかもしれません。まぁ、練習しているうちに、それどころではなくなって、背中もぐちゃぐちゃになってしまうのでしょうけど。   

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