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お知らせ

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脳が感じること

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ささやかに腹筋でも鍛えようかと、体育座りをしたまま踵を上げてみました。坐骨だけが床についている状態です。ながらで足裏の筋肉を動かしてみます。実はバレエのお稽古に行くと足の裏が攣りっぱなしでした。足裏の筋肉を鍛えないといけないそうです。足の指を広げて「パー」、握って「グー」、親指を自分側に向ける「チョキ1」と自分から遠ざける「チョキ2」
。やってみると「足指」や「足の平(・・っていうのかな?)」思うように動かないものです。

 

 

それで、試しに「足裏じゃんけん」をしてみました。「あいこでしょ!」ばかりは簡単です。「左足が勝って右足が負ける」にすると、すごく迷います。何を出したらいいのかわからなくなりました。以前、普通に手でやったことがあるけど簡単でした、おかしいな・・・。

 

 

脳がおバカになったかと思って、試しに手でやってみました。手で「じゃんけん」するのは、やはり簡単です。つまりちゃんと脳は「こういう形になるように動かせ!」って指令を出しているのに、足だと不器用でうまく指令が受け取れてないみたいなんです。それなのに、自分が感じたのは「何を出していいかわからない。または、どう動かしていいかわからない」という感覚でした。

 

 

本番やレッスンで、突発的に体が動かなくなるのは、「いつもより筋肉が緊張して動きが悪くなること」がほとんどです。または、いつも「意識に上がってこないけど、なんとなく弾きにくいと思っている箇所」もギアがギュッっと入ると緊張して筋肉が圧縮されやすいです。

 

 

そういう箇所の、「暗譜が飛ぶ」とか「楽譜見ているのに、頭が真っ白になった」は、記憶の問題でなくて、体の不器用さが問題かもしれませんんね。つまり「何を弾いたらいいかわかっているのに、わからなくなったと感じている」可能性もあるということです。

 

 

先日、「先生、最初は片手づつ最初弾いておきたいんだけど、右手からにしようか左手からにしようか、弾きやすいのはどっちかな?迷っちゃう。」と言い出した小学生がいました。私が「両手で‘じゃんけん’して勝った方から弾いたら?」と言ったら、本当に一人じゃんけんを始めました。

 

 

「じゃんけんぽん、あいこでしょ!あいこでしょ!・・・先生、‘あいこ’ばっかりです。」・・普通はそうなりますよね。

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