Jacques Ibert ・ ジャック・イベールについて
イベールはマイナー作曲家なんだと最近知りました。彼は1890年生まれ1962年没、生粋パリ生まれのフランス人作曲家です。 何で私がイベールを知っているかというと、大学時代に馴染みがあったからです。ジュネーブ帰りのリトミック専修の先生がゼミで使ったことも有りましたし、同じ科の友人がピアノのレッスンにイベールの曲を選んだりしてました。
イベールの弱点は、とにかく楽譜が入手しにくいということです。当時図書館でコピーしましたが、最近までその楽譜を使っていました。購入すると「小組曲」と「物語」合わせると軽く一万円を超えてきます。最近は通販サイトから、即注文翌日発送で購入出来ますが、以前は大手楽器店に予約して一ヶ月待ちでした。
リサイタルの曲目選びにA先生から「フランス六人組」をレパートリーに入れる様にアドバイスされたとき、イベール「物語」は如何でしょう?(イベールを六人組だと思い込んでいた)とお伺いした時の返信が三日かかった事、や研究熱心そうなU先生が「イベール、全然知らない❕」って仰られたので、実はマイナーなんだなぁと思いました。 しかも一生懸命探しましたが、リトミックの創始者ダルスローズやリトミックとイベールの接点は見つかりませんでした…
ウィキペディアによると、ミヨーやオネゲルといった「フランス六人組」と同窓なんだそうで、ということはサティと同じく、その作風からなのか、六人組に入れてもらえなかった様です。六人組は新古典主義らしいのですが、「六人組」には紅一点、タイユフェールがいますね。イベールの作風がタイユフェール達六人組とそんなに違うのかよくわかりませんでした。が、イベールはより印象派的だと思います。 MYMUSICではイベールもタイユフェールも好きな人はいるので、今までも発表会で弾く人がいました。因みにタイユフェールは1983年没です。91歳…長生きですね。タイユフェール作曲の「フランスの花々」は練習するだけで女子力があがりそうです。話が横道に逸れちゃってすいません。
2016.01.27│コラム
脱力について その2
ハノンやチェルニーの練習曲、練習するのは子供時代・・・。いえいえ大人になってからの方が、練習した後の見返りが想像できるので、MYMUSICではピアノ再開組がコツコツと頑張って弾いています。もちろん子供も練習しますが、子供たちは大好きな曲をたくさん練習したいので、大人よりもエチュードや基礎練習の対してテンションが低いです。でも子供ってなんとなく弾けちゃうんですよね。羨ましいです。脳科学的な本を読んだところ、20歳までと35歳からでは脳の機能が劇的に変わるそうです。すごく納得しました。「なんとなく弾けてしまう」のは若い人の特権だと思います。
新年会まで一週間切った大人の方のレッスンで・・・「ピアノってこんなに楽に弾けるんだって初めて感じました!」って。この方にはスケールを入念にレッスンしているのですが、指を動かし続けると手の甲がだんだん緊張してくる癖があるのです。関節もしっかりしていて、とても機能的な指なのですが、スケールを弾くと緊張する癖が強く出てしまします。なのでご自分では指が回らないと気にしていらっしゃいました。それが「弾き続けながら力が抜けるコツ」を一瞬で掴めたそうです。今までは「レッスンでできるようになったけど家に帰ったら分からなくなる・・」を繰り返しでした。少しづつ積み重ねていた結果でしょう、一気に感覚が分かったそうです。この日は満面の笑みで帰って行かれました。諦めないでコツコツ続けていると、ある日克服して、大きく一歩を踏み出せるのですね。私も自分の課題に対しチャレンジし続けようと思います。
2016.01.25│コラム
新年会ご報告

Facebookではアップしたので、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、新年会17日に開催いたしました。発表会よりもカジュアルな会なので小学生は飽きない様に直前に曲を決めた人がほとんどでしたが、大人の生徒さんは、しっかりレパートリーになっている曲を弾く傾向がありました。
演奏会 主な演奏曲
「連弾」
ドレミの歌
トップバッターは生徒さん同士の連弾。レッスン時間が続きなので何回か合わせられました。小学生の生徒さんがメロディを担当して、大人の生徒さんが伴奏を担当。伴奏担当の方はメロ譜を見て弾くのは初めてだそうでしたが、しっかり合わせてくれました。二人とも落ち着いて演奏出来ました。
「ピアノ独奏」
ピアノドリーム3巻から選曲 / たのしいよる・ぶんぶんぶん・マーチ・かっこう
子供のピアノ名曲集1巻から / おどり・ 冬さんさよなら ・ことりのうた
バラード / ブルグミュラー
2つのアラベスク二番 / ドビュッシー
ソナタK.9,L.413 / スカルラッティ
1番プレリュード8つのノクターンより / プーランク
12の小前奏曲より4番ニ長調 / J.S.バッハ
MOON PRIDE~セーラームーンクリスタルより~
etc.
ちょと変わったところでは、セーラームーン 。スカルラッティ ソナタ バッハ ざっと挙げても、バロックから印象派、アニメソングまで幅広いジャンルでした。皆さん堂々とした演奏で、ゲストの方もお客様も、「生徒皆さんとても良かったね」と褒められていました。 珍しい事にショパンを弾いた人がいなかった!現在練習中の方がいらっしゃるので次回期待しましょう。今年中の発表会開催を念頭に置いて練習している方が殆どなので、発表会用にと、今練習している難曲や大曲を弾かなかった人もいました。マニアックなレパートリーが揃ったのも頷けます。・・・という事は、どうも発表会を半年後くらいに開催しないといけない雰囲気です。

ゲストは常連の、ギターの小林さん、朗読家の武富太郎さんが、お手伝いに洋代さんが来てくれました。
ところで、スペースオブバィフォーのスタジオにギターはとても相性が良いのです。音量の少ないクラシックギターですが、小林さんには直前までのピアノ演奏に負けない独特の音色で癒していただきました。 
太郎さんは「吾輩は猫である」から猫がお雑煮のお餅を盗食いする顛末を朗読していただきました。太郎さんが出てくると、独特の雰囲気と声色で不思議な空間になります。司会も兼業していただきありがとうございました。
ゲストの後、私の演奏で、シューベルトのソナタを弾きました。ロマン派は私だけでしたが、前期のソナタなので古典派との境界線かな?と思います。楽しく弾いてきました。・・・緊張した〜!!
恒例のトーンチャイムもとても好調でした。トーンチャイムの演奏は、保護者やご家族様のお手伝いが無いと文字通り手が足りないくらいなので、小学生低学年から幼児の生徒さんも大きな戦力です。初見の楽譜と睨めっこで大変だと思ったのですが、奇跡的な成功です。頑張って重い楽器を引き摺ってきた甲斐がありました。(教室のトーンチャイムはキャスター付きのキャリングケースに入っています。)
その後のパーティの様子はFacebookに書きました。そちらもご覧ください。
2016.01.25│お知らせ
プログラム作成…
やはりしでかしていました…細字で揃えるはずが太字になっていたのに気づかず印刷していました。印刷やり直しの決意をさせた決定打は、曲名「かっこう」⇨「かっこ」の誤字脱字の発見でした。気がついて良かったです。紙代とトナーの消費は痛いですけど。
昨年からレーザープリンターになって、物凄くクリアな印刷になりました。今回イラスト違いで2種類作りました。プログラムも出来たし、トーンチャイムの楽譜も綺麗に作り直したし、プレゼント交換のプレゼントも用意したし…準備万端の筈ですが、何か忘れているようで心配です。明日、楽しい会になりますよう頑張ります‼️
2016.01.16│お知らせ
新年会まで一週間切ってしまいました
最初にパーティ券を作りました。いつものクリスマス会のノリでクリスマスリースのイラストをつけてしまいました。…で作り直しました。プログラムの表紙も新年会なので、NEW YEARにしたつもりがNEW NEARになっていました。他にも何かしでかしているに違いありません。
生徒の皆さんの演奏の仕上がり具合は上々でだし、新年会を心待ちにしていらっしゃるようです。
2016.01.13│お知らせ