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活動情報

コラム

日々の練習時間について

 

西武線、[中野区 鷺ノ宮駅]、[杉並区 下井草駅] 近のMYMUSICピアノ教室です!

中央線沿い「阿佐ヶ谷教室」もご贔屓に!

 

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寒くなったり暖かくなったりの繰り返しで、ゴールデンウィークとはいえ、新年度や新学期が始まって1ヶ月が過ぎた頃、何か新しいお稽古ごとにチャレンジしたくなるシーズンでもあります。
 

というわけで、春から夏のシーズンは新規の生徒様が入会されるシーズンであります。
年少者の場合は自分からお稽古ごとを思いつかないので、親御さんが節目の時期である幼稚園入園や小学校入学時からお稽古ごとを探し初め、タイムラグがあって初夏の頃に習い初めるという方が多そうです。大人新入会の方も実はこの時期に集中するのですが、新しいことを始めたいそんな気分になるのだと思います。
 

そんなお稽古ごとの中でも、ピアノ教室に通ってピアノを弾けるようになる、というのは老若男女問わず魅力的な自己未来像ですよね。今回は、そんな初めてピアノを習う人にアドバイスしたいと思います。
 


 

さて、ピアノ教室に通うことになり定期的にレッスンを受けると、練習をしなければならなくなります。全く何もせず再び教室に行くとなると、前回の記憶が無くなっていたりします。今時のピアノの先生はお優しいので、不真面目だと責めたり、怒り狂う事はありません。ですが、すっかり下手くそになって教室に舞い戻った本人、または付き添いの保護者の方は肩身が狭く、その瞬間だけは”この一週間、なぜ練習しなかったのだろう”と自分を呪うことになります。
 

初心者レベルから毎日の練習が必要とされ、おおよそ初級者レベルで一日30分~1時間。中級者レベルで1時間~2時間。基礎練習(指ならし)に15分。曲の練習に30分~45分。といった感じでしょうか。この練習量がこなせたら、どんな人でも無条件に上達します。
 


 

無理…な人も多いと思います…総合職でフルタイム勤務の会社勤め、小学校高学年から高校生は部活漬け、ご両親様がフルタイム勤務で保育園から帰宅するのが夜8時、受験生、どう考えても1日1時間の練習時間が取れそうにないケースの方が多いです。受験から解放された大学生も今時はバイトとサークルで目一杯でしょう。
 

そうなると、いかに”練習量に頼らず、だまくらかしながら上達する”か、という事が大切になりますし、実際毎日の自宅練習ができない忙しい生徒さん達も、なんとか自分のペースで上達しているのです。
 

今回はその方法をいくつかあげてみます。
 

1.ご両親様が練習するように煩く説教する。
親御さんも仕事や生徒さんより年少のご兄弟のお世話で、日々の練習に付き合いたくても難しいケースが多いです。小学校3年生以上でしたら、口先だけでもピアノに向かうよう説教してくださるだけで、毎回のレッスンが捗るようになります。
 

2.週末ピアニスト。
会社員の方は平日の練習は不可能。土日のどちらかは必ずピアノに向かい、且つ平日の夜隔週でレッスンに通うと、週1~2回ピアノに向かう時間が確保されできます。ご自宅で練習する時間のない方、自宅練習なしでも、週末レッスンに毎週通い一時間ほどピアノに触るだけで、なんとか新しいレパートリーを半年毎得ることが可能です。コツは一週間以上間隔を開けないこと、それ以上開けると完全に鈍るそうです。レッスンの間だけしか弾かない人は、自己流で間違えた音を覚える心配もありません。
 


 

3.レッスンの前と後に復習する
前述の保育園児童のような平日にピアノを触る時間がない生徒さん。目覚ましい上達は期待できませんが、音楽を”理屈抜き、感覚だけで捉えられる”時期にピアノと触れ合うことはその子供さんやご両親様にとって得難い経験になるはずです。
 

勿論、大人の生徒さんも、何もしないでレッスンに来るより、直前に数分でも弾いた方が良いに決まっています。少し触る事で、前回のレッスンの記憶が蘇り、新しい事項も受け入れやすくなります。

 

4.保護者やご家族様が、ピアノに興味を持つ
例を挙げると…ピッタリお子さんの背後に寄り添い、生徒さんと同じ目線でレッスンに付き添われる保護者様がいらっしゃいます。そして、お子さんの教則本と全く関係のない質問をされることもあります。「サンバのリズムってなんですか?」といきなり突拍子もなさそうですけど、普段の生活の中で音楽に興味が無ければ出てこないはずの質問です。保護者様が習わせてる側でなく、一緒に興味を持ってレッスンに来られている事は、生徒様が主体的に練習するための強力なモチベーションに繋がると思います。
 

ここまででなくても、送り迎えの時に必ず先生と顔を合わせて、レッスンの課題について申し送りが出来たり、ラインなどで家庭学習の様子をお知らせくださったり等、先生と親御さんとの連携が取れていることも、年少の生徒さんの上達に良い影響が沢山あると考えています。
 

大人の生徒さんの場合は、同居の家族や配偶者のご理解を仰ぐことや興味関心を持ってもらうことも大きいです。「もうすぐ発表会じゃない?ちゃんと弾けてるの?」などの声がけをされることは、確実に練習へのプレッシャーになりますから。
 

以上。ピアノ学習が日常のルーティンワークになってしまえば申し分有りませんが、それが難しい環境や生活習慣、コツコツが苦手なの性格などの方々向きの対処法を思いつくまま書き出してみました。
 

毎日1時間から2時間の練習が無理なピアノ学習者様や無理だなあと思われるお子様をお持ちの保護者様。是非とも参考にしてみてください。(もちろんですが、練習時間は長ければ長いほど上達のスピードが上がりますので、そこは誤解なさらぬように。)
 

毎日判で押したように練習しなくても、ピアノは楽しめますし、更に努力した分は必ず上達というご褒美が付いてきます。心が折れそうな時もあるかもしれませんが、せっかく初めたピアノなので、末永くお付き合いできることを祈っています。
 

ピアノ演奏、または演奏のためのプラクティスが脳に与える影響について

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ピアノを弾いたことがない人からよく言われることがあります。「両手がバラバラに動くなんて信じられない!」。少しでもピアノを弾ける人にとっては「そんな事で驚かれること事態が信じられない!」でしょう。両手が違う動きをする、違うリズムを奏でる、両手で違うメロディーを弾く、は、導入期間からずっとやり続けているプラクティスだからです。では、ピアノが弾けない人(特に音楽未経験者)とピアノを弾ける人とは、どうして器用さに差ができてしまったのでしょう。
 

さて、クラシックやジャズ、ポピュラーのジャンルを超えて、ピアノ演奏は他楽器より多くの情報を処理し続けて演奏しなければなりません。
 

それはピアノがオーケストラと匹敵する「広い音域」があり「同時発音数が桁外れに多い」楽器であることに起因しています。演奏者は美しく「メロディー」を弾くだけでなく一人で「ハーモニー」を奏で「リズムをキープ」する役割まで引き受けます。バロック音楽では通奏低音、ジャズでは左手でベーシストのの代わりまですることがあります。そして歌や管楽器でしたら1人1パートですが、ピアノ、オルガンなどの鍵盤楽器は1人多声部を演奏することが可能です。ピアノという楽器を演奏することは「できることが多い」分だけ「やることが多い」、沢山のことを整理するための「知識やロジック」も必要で、つまりはものすごく「頭を使う」ことになるのです。
 

これがピアノ学習者にとって、時に険しい登り坂のように聳え立って見えたり、またはその先に魅力的で美しい世界があるように思えたり・・・。で、個人個人の練習に割ける時間はまちまちであっても「ピアノを弾く生活」や「ピアノ仲間」がいる人生にはまっていくのだと思います。
 

 

 

ピアノを習得するのに最適なのは幼少期と言われています。早くから始められる環境とご本人の成長(ピアノは子供用の軽い鍵盤や小さな楽器がないので)が備わっていればそれに越したことはありません。手がしっかりしていたり先生の指示をなんとなく聞き分けられたら、3歳からでも多くの教室では受け入れてくれるはずです。早ければいいというわけではなく7歳で初めたら7歳としてのピアノとの出会いが、9歳でしたら9歳の人にふさわしい出会いがあるはずです。(3歳ですと感覚に直接に訴えかけることが出来ます。それが就学児になるとロジックや知識に訴えかけた方が理解が早くなってきます。脳の成熟度が変わるからでしょうね。)
 


 

さて、ピアノを弾く人にとって高い頂に上りつめた人、「ピアニスト」はどうやって左右の10本の指を目にも留まらぬ速さで動かし、左右の手を別の生き物のように操り、長大な難曲をいともたやすく華麗に演奏できるのでしょう。近年まで「ピアニストの超絶技巧」は大いなる謎でした、が最近少しずつベールが剥がされてきました。いくら天才でもピアノを習い始めた直後から「超絶技巧」になるわけではないのですから、幼少期から大人になるまでの「たゆまぬ練習」によって培われたものであるのには間違いありません。
 

実は1995年くらいから、ピアノストとそうでない人の決定的な違いは「指や手の筋力」でなくて「脳」にあることがわかってきました。1980年頃から脳の機能を調べる装置が飛躍的に向上しピアニストを被験者にした実験や研究が行われるようになったからです。同時に幼少期の人にとって「ピアノの練習が脳にどのような影響を与えるのか」の研究も始まりました。
 

研究の結果は、ピアノを練習した子供たちはピアノが弾けるように「脳を最適化」していることがわかりました。ピアノの練習をした子供たちは、脳の比較的表面にある神経細胞が増えたのです。この神経細胞はミエリンという鞘に包まれていて20歳ごろまで発達します。この発達の仕方が運動能力や認知機能に影響することがわかっています。「子供の習い事はピアノとそろばん」とは昭和時代から言われていましたが、「手と頭を両方使うこと」が子供の成長に良い影響を与えることが科学的にも立証されたのですね。
 

詳しくはこの本を参照にしてくださいね。 古屋晋一氏は、音楽を愛する全ての人が、心に思い描いた表現を身体に無理なく創造することを実現するため、音楽演奏の脳神経メカニズムや身体運動・感覚技能の熟達支援,音楽家の脳神経疾患について研究し,その社会実装に取り組んでいるのだそうですね。

 

この本は2006年に出版、古屋晋一氏が訳しています。氏はこの分野によほど興味がある研究者のようです。

 

ピアノは「指が早く正確に動けばそれで良し」というものではありません。加えて前述したハーモニーを聴き分けたり、リズムを感じたり、メロディを歌うために必要な「聴覚」。クラシックの場合は楽譜から音楽を読み取らなければなりませんので「視覚」。目で見た楽譜を運動に変換する能力、つまり「視覚→運動」。弾いた音を聴いて修正する能力「聴覚→運動」。頭をフル回転しないと演奏できないのです。大人の生徒さんが「ピアノを弾くと楽しい、ストレス発散になって頭がスッキリする」と頻繁言われます。「普段使いでないところの脳を使う」ということが影響しているのではと思われます。ピアノを練習することや発表会などの場で人前で演奏することは、集中力も高めます。成長期のお子様にとってピアノ演奏や習得するための努力をすることはかけがえもない経験になるはずです。
 

余談ですが、これまで記載したことを踏まえると、ピアノ演奏することはどう考えても容易ではありません。ですから、ご両親様や保護者の方々が日々の練習において、絶えず励ましサポートすることは大切で、またそのことが生徒さん以外のご家族様にとっても音楽に触れるきっかけになり「お子さんが習われるということで、ご家族で音楽のある生活を楽しめる」。そのような家庭環境ができればとても素晴らしいことだと思います。
 


芸事に大切なこと!?

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小学生が帰った後、レッスン机の上にはフタがしていないスタンプ台とそのインクで汚されたスタンプが転がっていた。すぐ気がつけばよかったが、少し時間が経ってしまったので、スタンプ台は干からびていなかったけど、スタンプに付いたインクはなかなか落ちない。
普段はお洋服につかないように使った瞬間にフタをしているのに…そういえばお迎えが思いのほか早くて、生徒さんも私も慌てていたっけ。
 

阿佐ヶ谷教室では、付き添いで来る3歳の下の子にホワイトマーカーのピンク赤系統ばかり、キャップの締め忘れで全滅させたことが何回もありました。(3歳児ながら女子力高い)。私が教室を閉める時にチェックすれば済む事なのに、元来ズボラで忘れっぽいので何回も同じ事を繰り返す。ホワイトボードにデカデカと「帰る前にキャップを閉める」と書いたのだが、それすら綺麗に消してしまって、スッカリ忘れて帰ってまう。
 

この歳での忘れん坊は治らないから、五本セットで買っている百均のホワイトマーカーは、同じ色の在庫がたまらないように、全部干からびるまで新品を下ろさないことにしました。
 

もう、自分が信用できないので、生徒さんにしっかり後片付けをしてもらわないと。後片付けのモチベーションがあれば、子供達は大人より面倒くさいと思わないで毎回完璧に仕舞ってくれるはず。それでもっともらしいお話をする事にした。
 


 

「◯◯ちゃん、この前スタンプを出しっ放しで帰っていたよ。このスタンプは使っていないはずなのに汚れていたし、先生は、大事に使って欲しいなぁ。」ここまではヘェーだという顔で聞いている。
 

「他のお稽古事もしている貴女だから”特別”にお話しすけど、芸事はお終いが大切でしょ。踊りでもくるくるっと上手に回れても最後ひっくり返っちゃったら台無しじゃない?ピアノも皆んな同じなんだよ。レッスンや普段のお練習もお終いを丁寧にすると、なんでも上手になるんだよ。そんなに苦労しなくて、お友達より上手に出来たら嬉しいでしょ。」と、もっともらしく語ると、説教かと思ったらお得情報だということで、聞き手の表情も真剣になっている。
 

その結果…
 

「先生、ピアノの譜面台に譜面を乗せたまま、消しゴムを使うと消しクズが譜面台に落ちちゃうでしょ。机を使わないと。」と注意を受けるように。また、
お迎え保護者の方を玄関でいつまでも待たせながら悠然とスタンプを磨き続けるようになってしまいました。生徒さんは「長尾先生のものだから大切に使いたいの。」と嬉しいことを言ってくれてます。
 

有り難いことです。ちなみに老若問わず女子は、「特別」とか「限定」とかいう言葉に弱いそうですけど、私もランチは、必ず「限定◯食」に食いつきます。
 

新年会に向けて

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秋も深まり街にはクリスマスソングが流れているこの頃、MY MUSICは新年会の準備に追われ出します。
 


 

子供の生徒さんのソロ曲、だいぶん決まってきました。
楽譜を用意したり、作ったりの作業は次のイベントが2ヶ月前くらいからはじまります。先週までは、作業に追われ、今週出来上がった譜面をお渡しして、ホット一息です。
 

大人の生徒さんは発表会が終わった半年前から、レパートリーを決めて練習に取り掛かります。余裕綽々で、飽きないように他の曲をレッスンに持ってきたり、演奏曲目に弾き語りや連弾など、ソロでないものをプラスしていきます。そしてお尻に火がつくのは2ヶ月切ってからです。その頃には意外と残り時間がない事に焦り出します。
 

初チャレンジで、教室が違う小学生の女の子が誘いあって連弾します。今回のように、発表会などで見かけた同じくらいの歳の子をスカウトするケース、普段一緒に弾かないばかりか教室まで違うので、そうそう合わせる機会もなく初回の合わせは、先生の私の方がドキドキです。
 

真逆の感じで、レッスン時間が前後で顔を合わせているうちに、一緒にやる?的にペアを組むケースがあります。このケースは、たまたま時間が近いだけなので、大人と小学生みたいな歳の差カップルも出来るし、好き放題に合わせられるし。レッスン中の合わせは、お互い仕切りながら楽そうに合わせの練習をしていますので、先生は楽チンです。残念ながら今回は1組もありません。
 

断然多いのは、先生との連弾。私はフォーレのドーリー組曲から「スペイン風の踊り」のセカンド担当があり、久しぶりに弾いてみたら音は飛ぶは、手の交差はいっぱいあるは…結構合わせる練習しないと難しいですよね。泣…
 

そのほかの連弾、ミスチルのHANABI、リトルマーメイドのパート オブ ユア ワールド、は譜読みが始まったばかり。年末年始挟んで2ヶ月ってよく考えたらレッスン8回ないわけで、本人達のリクエストとはいえ大変な事に!頑張らないと(頑張らせないと)。
 

それは大人の生徒さんも同じです。アルコールOKの年代の方々は新年会はパーティメインという事にして、随分気楽そうです。二次会の打ち上げのワインを何本用意するのかの方が大問題になっていたりします。

 

というわけで。気を引き締めるためにも、今週からは強制的に新年会向けの新レパートリーやら連弾をレッスン時間の冒頭に持ってきて、目処が付くまで頑張りました。たった一回のレッスンでも成果が出て、すると道半ばですがちょっとした楽観ムードが漂ってきたりして・・・(マズイ、また失速する)。
 

ところで最近、手相の勉強をしている友人の連鎖に、手相を見てもらったら、ストレス線が出ているそうです。自分もですが、生徒さんやレッスンに付き添いされる保護者の方のストレス線を新年会のために増やさないように、楽しく準備しなければですね。
 

来年の新年会、初チャレンジ、初参加の方も多く、盛りだくさんのプログラムです!ステキな会になりますように。
 

発表会の色々

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さわらび会の総合練習会が無事終わって気が抜けたところで、上田先生のレッスンに行きました。この週末に上田門下生発表会があるので、先生は張り切ってレッスンを入れてくれたのです。もう一人の先生とは偉い違いです。
 

上田先生は、出演者希望者が多いだろう大人の生徒さんだけの発表会を予定していました。ところが会場を取って蓋を開けてみたら生徒さんから結構NGが出てしまい、…というわけで出来れば出演をお願いしますっ!と言われたんですけど、なんと”さわらび会”の前日でした。先生も申し訳なさそう…
 

演奏時間は15分までなので、小人と森の前に3つの演奏会用エチュードから「軽やかさ」を冒頭に加えることにしました。弾き始めの音数が少ないしタラタラした出で、エンジンが掛かりにくい本番の1発目には与し易いからです。
 

…というわけで、二日連続発表会となってしまいました。
 


 

土曜日の昼下がり、武蔵小金井駅近くのさくらホールに向かいました。晴天にも恵まれてぶらぶらとピアノを弾きに行くには最高です。しかし4月末だというのに暑い。
 

実はプログラム半分くらい、上田先生のお知り合いのピアニストとご友人様でした。先生からは「人数が少ないので、写真もお花もつけられなくて…」と言われていました。先生への謝礼分くらいの儲けが出るのか心配したのですが、そこはしっかり取ったとの事です。
 

謝礼の話が出たところで四方山話。
 

発表会の在り方は先生の考え方によって様々です。
 

保護者会に当日の雑用を丸投げして大規模な発表会を行う「さわらび会」。金庫番の保護者会から先生への謝礼もしっかり出ますし、先生も全員生徒の前で演奏します。
 

私の友人で、チョット見栄っ張りでこだわりの強い先生は、自腹を切ることになったとしても、お金がかかっても洒落たホールを借りて調律までキチンとします。時にはピアノを二台借りてデュオの会もしています。先生の魅力とレッスン室のリッチやゴージャスさもおもない、個人の教室としてはとても生徒数が多いです。
 

MY MUSICの発表会は生徒保護者会が会計と雑用を引き受けてくれています。先生は先生にしかできない仕事、指導とプログラム、講師演奏に集中してください、との事です。私は謝礼はいただかず、かかった実費のみ会費からいただいています。会費も会の世話役さんに決めていただいたいます。赤字にはならないようにしてもらっていますので、少しずつ積み上がっています。毎回の謝礼はないのですが、退職した時に退職金になってくれるのでは.と最近薄く期待しはじめています。笑
 

発表会も先生の考え方と集まった生徒さんの年齢で(参加希望者が多い時に、大人の会と子供の会で分ける先生もいます)全然違った雰囲気になります。緊張の中も楽しい弾き合い会であることには変わりはありませんが。
 


 

講師演奏についても考え方は色々です。さわらび会は教室に集う生徒さんと先生が一緒に演奏する会です。先生が生徒さんと同じ土俵に乗るのはかなり勇気と自信がいります。さわらび会の先生方は演奏者として一流ですが自分のリサイタルや演奏の仕事のときと比べ物にならないくらい緊張するのだそうです。私が昔師事したことのあった先生は、ピアノソロを講師演奏で生徒さんの後に演奏するなんて絶対あり得ない!と言っていました。
 

または、「生徒さんの発表会なのだから先生は弾かなくていい。当日は演奏に集中出来ないし。別の機会を設けて生徒さんに聴いて貰えばいい」という考えもあります。確かに年中リサイタルを開催されているような大先生ならそれでも皆納得でしょうね。
 

ある先生は「”なんで先生は弾かないんですか”と無責任に言われてたので頭にきて”発表会の雑用や指導に追われ練習時間を確保出来ず、当日は主催者なので朝から走り回ってピアノにも全く触れず、身体も頭も疲れきった状態の先生のボロボロのカスみたいな演奏を、発表会の最後に聴きたいですか?”と言ってやった。」ですって。素敵な友人なのですけど、本人曰く突然キレる傾向があるそうです。相当虫の居所がわるかったんでしょうね。
 

上記の理由で、友人の多くはゲストを呼んで弾いてもらったり、連弾やアンサンブルにしてソロを避ける傾向が強いです。私はそういうところに出かけては稼がせてもらっています。
 

私自身は連弾などアンサンブルの練習もかえって面倒だし、先生は弾かないんですか?と尋ねられて言い訳を考えるのも面倒なので、サッサとソロを弾いて終わらせています。発表会の上田先生は、なんとなく弾きた素ぶりで、一言二言語った後にサラサラと演奏されます。有森先生も上田先生もピアノを人前で弾くことの敷居が低そうです。
 

・・・と言うわけで、私は講師演奏する派で、初披露の曲を持っていくのでとてもワクワク楽しいです。教室の求心力は何だかんだと言っても講師演奏なので、やり甲斐があります。
 

私が発表会で弾くのは、一生徒として参加かゲスト演奏、または講師として演奏、の三パターンですけど、試し弾きから長いウェーディングの末に本番演奏するのは変わらないので、指慣らし無くて突然弾く緊張はいつも変わりません。私も有森先生や上田先生同様にサラサラと人前で弾ける体質になりたいです。が、MYMUSICの生徒さんや保護者様、ゲストの面々には、楽勝そうに見えているようです。
 


 

話は戻ります。さくらホールは大手楽器店&音楽教室のホールです。楽器と楽譜売り場の奥にある比較的小さなホールで、舞台の袖に次の演奏者が待つスペースもあります。ちなみに二階のレッスンスペースでトイレなどはそちらを使わせてもらいました。
 

5分ほどの試し弾きの感触は何と無く弾きにくいかな?です。ピアノを弾く人は練習し慣れたマイ楽器で本番に臨めません。極たまに、マイグランドピアノと調律師と心療カウンセラー(あがり症対策のため)をワールドツアーの本番に、飛行機に乗せて飛び回る”超一流ピアニスト”もいますけど、一般的には連れて歩けるのは調律師までです。
 

というわけで、人々からはお決まりの”本番のピアノへの文句”がはじまりました。ピアノへの不満は1.タッチの感覚、鍵盤の深さやレスポンス。2.ペダルの使い勝手。3.自分への音の聴こえ方。です。そのように本番がうまく弾けなくてもいいように最初に言い訳をしてから本番に入ります。
 

今回は大人の生徒さんだけの演奏会です。年の若い人に聴かれないので責任感とかが皆無でした。(子供は大人の演奏を聴いて、将来あんなドレスを着てピアノを演奏したい・・・などの夢を抱くので、年長者はドレス、振舞い、演奏全てにおいて子供の夢を潰さないようにする責任があります。)
 

順番に死刑台?!に上がることを抜きにすれば、発表会は大変楽しい催しです。この機会でしか会えない同じ先生をよしと決めてついて言っている同僚たちと近況話し合い、次に向かう意欲を高め合う機会にもなります。
 

実は大人の生徒さんでショパンのバラード4番を演奏された方。もともと保護者で子供のレッスンについて行っての発表会で、私の‘32のヴァリエーション・ベートーヴェン’を聴いて、自分も再び弾きたいと思われたそうです。寒気がする感動だったそうで、それでショパンのバラ4はすごすぎます。上田先生曰、あのヴァリエーションの最後の2つのヴァリエーションはモーツアルトのドン・ジョバンニの墓場のシーンを基にしている・・・だったので上田先生の「音楽性」と「確実に生徒に教える導力」のお陰で寒気がしたかもしれません。
 

というわけで、生徒一同滞りなく弾き終えて、先生が呼んできた方々の素晴らしい演奏を聴いて、そして終演後に楽器店のドアのところに溜まって、再び本日のピアノの悪口を言い、普段通りに弾けなかった恨み辛みを語り合い、そして次の機会の再会を誓い合います。
そしてさっさと帰途について、発表会の1日目は終わりました。
 

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