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活動情報

コラム

芸事に大切なこと!?

西武線、[中野区 鷺ノ宮駅]、[杉並区 下井草駅] 近のMYMUSICピアノ教室です!

中央線沿い「阿佐ヶ谷教室」もご贔屓に!

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小学生が帰った後、レッスン机の上にはフタがしていないスタンプ台とそのインクで汚されたスタンプが転がっていた。すぐ気がつけばよかったが、少し時間が経ってしまったので、スタンプ台は干からびていなかったけど、スタンプに付いたインクはなかなか落ちない。
普段はお洋服につかないように使った瞬間にフタをしているのに…そういえばお迎えが思いのほか早くて、生徒さんも私も慌てていたっけ。
 

阿佐ヶ谷教室では、付き添いで来る3歳の下の子にホワイトマーカーのピンク赤系統ばかり、キャップの締め忘れで全滅させたことが何回もありました。(3歳児ながら女子力高い)。私が教室を閉める時にチェックすれば済む事なのに、元来ズボラで忘れっぽいので何回も同じ事を繰り返す。ホワイトボードにデカデカと「帰る前にキャップを閉める」と書いたのだが、それすら綺麗に消してしまって、スッカリ忘れて帰ってまう。
 

この歳での忘れん坊は治らないから、五本セットで買っている百均のホワイトマーカーは、同じ色の在庫がたまらないように、全部干からびるまで新品を下ろさないことにしました。
 

もう、自分が信用できないので、生徒さんにしっかり後片付けをしてもらわないと。後片付けのモチベーションがあれば、子供達は大人より面倒くさいと思わないで毎回完璧に仕舞ってくれるはず。それでもっともらしいお話をする事にした。
 


 

「◯◯ちゃん、この前スタンプを出しっ放しで帰っていたよ。このスタンプは使っていないはずなのに汚れていたし、先生は、大事に使って欲しいなぁ。」ここまではヘェーだという顔で聞いている。
 

「他のお稽古事もしている貴女だから”特別”にお話しすけど、芸事はお終いが大切でしょ。踊りでもくるくるっと上手に回れても最後ひっくり返っちゃったら台無しじゃない?ピアノも皆んな同じなんだよ。レッスンや普段のお練習もお終いを丁寧にすると、なんでも上手になるんだよ。そんなに苦労しなくて、お友達より上手に出来たら嬉しいでしょ。」と、もっともらしく語ると、説教かと思ったらお得情報だということで、聞き手の表情も真剣になっている。
 

その結果…
 

「先生、ピアノの譜面台に譜面を乗せたまま、消しゴムを使うと消しクズが譜面台に落ちちゃうでしょ。机を使わないと。」と注意を受けるように。また、
お迎え保護者の方を玄関でいつまでも待たせながら悠然とスタンプを磨き続けるようになってしまいました。生徒さんは「長尾先生のものだから大切に使いたいの。」と嬉しいことを言ってくれてます。
 

有り難いことです。ちなみに老若問わず女子は、「特別」とか「限定」とかいう言葉に弱いそうですけど、私もランチは、必ず「限定◯食」に食いつきます。
 

新年会に向けて

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秋も深まり街にはクリスマスソングが流れているこの頃、MY MUSICは新年会の準備に追われ出します。
 


 

子供の生徒さんのソロ曲、だいぶん決まってきました。
楽譜を用意したり、作ったりの作業は次のイベントが2ヶ月前くらいからはじまります。先週までは、作業に追われ、今週出来上がった譜面をお渡しして、ホット一息です。
 

大人の生徒さんは発表会が終わった半年前から、レパートリーを決めて練習に取り掛かります。余裕綽々で、飽きないように他の曲をレッスンに持ってきたり、演奏曲目に弾き語りや連弾など、ソロでないものをプラスしていきます。そしてお尻に火がつくのは2ヶ月切ってからです。その頃には意外と残り時間がない事に焦り出します。
 

初チャレンジで、教室が違う小学生の女の子が誘いあって連弾します。今回のように、発表会などで見かけた同じくらいの歳の子をスカウトするケース、普段一緒に弾かないばかりか教室まで違うので、そうそう合わせる機会もなく初回の合わせは、先生の私の方がドキドキです。
 

真逆の感じで、レッスン時間が前後で顔を合わせているうちに、一緒にやる?的にペアを組むケースがあります。このケースは、たまたま時間が近いだけなので、大人と小学生みたいな歳の差カップルも出来るし、好き放題に合わせられるし。レッスン中の合わせは、お互い仕切りながら楽そうに合わせの練習をしていますので、先生は楽チンです。残念ながら今回は1組もありません。
 

断然多いのは、先生との連弾。私はフォーレのドーリー組曲から「スペイン風の踊り」のセカンド担当があり、久しぶりに弾いてみたら音は飛ぶは、手の交差はいっぱいあるは…結構合わせる練習しないと難しいですよね。泣…
 

そのほかの連弾、ミスチルのHANABI、リトルマーメイドのパート オブ ユア ワールド、は譜読みが始まったばかり。年末年始挟んで2ヶ月ってよく考えたらレッスン8回ないわけで、本人達のリクエストとはいえ大変な事に!頑張らないと(頑張らせないと)。
 

それは大人の生徒さんも同じです。アルコールOKの年代の方々は新年会はパーティメインという事にして、随分気楽そうです。二次会の打ち上げのワインを何本用意するのかの方が大問題になっていたりします。

 

というわけで。気を引き締めるためにも、今週からは強制的に新年会向けの新レパートリーやら連弾をレッスン時間の冒頭に持ってきて、目処が付くまで頑張りました。たった一回のレッスンでも成果が出て、すると道半ばですがちょっとした楽観ムードが漂ってきたりして・・・(マズイ、また失速する)。
 

ところで最近、手相の勉強をしている友人の連鎖に、手相を見てもらったら、ストレス線が出ているそうです。自分もですが、生徒さんやレッスンに付き添いされる保護者の方のストレス線を新年会のために増やさないように、楽しく準備しなければですね。
 

来年の新年会、初チャレンジ、初参加の方も多く、盛りだくさんのプログラムです!ステキな会になりますように。
 

発表会の色々

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さわらび会の総合練習会が無事終わって気が抜けたところで、上田先生のレッスンに行きました。この週末に上田門下生発表会があるので、先生は張り切ってレッスンを入れてくれたのです。もう一人の先生とは偉い違いです。
 

上田先生は、出演者希望者が多いだろう大人の生徒さんだけの発表会を予定していました。ところが会場を取って蓋を開けてみたら生徒さんから結構NGが出てしまい、…というわけで出来れば出演をお願いしますっ!と言われたんですけど、なんと”さわらび会”の前日でした。先生も申し訳なさそう…
 

演奏時間は15分までなので、小人と森の前に3つの演奏会用エチュードから「軽やかさ」を冒頭に加えることにしました。弾き始めの音数が少ないしタラタラした出で、エンジンが掛かりにくい本番の1発目には与し易いからです。
 

…というわけで、二日連続発表会となってしまいました。
 


 

土曜日の昼下がり、武蔵小金井駅近くのさくらホールに向かいました。晴天にも恵まれてぶらぶらとピアノを弾きに行くには最高です。しかし4月末だというのに暑い。
 

実はプログラム半分くらい、上田先生のお知り合いのピアニストとご友人様でした。先生からは「人数が少ないので、写真もお花もつけられなくて…」と言われていました。先生への謝礼分くらいの儲けが出るのか心配したのですが、そこはしっかり取ったとの事です。
 

謝礼の話が出たところで四方山話。
 

発表会の在り方は先生の考え方によって様々です。
 

保護者会に当日の雑用を丸投げして大規模な発表会を行う「さわらび会」。金庫番の保護者会から先生への謝礼もしっかり出ますし、先生も全員生徒の前で演奏します。
 

私の友人で、チョット見栄っ張りでこだわりの強い先生は、自腹を切ることになったとしても、お金がかかっても洒落たホールを借りて調律までキチンとします。時にはピアノを二台借りてデュオの会もしています。先生の魅力とレッスン室のリッチやゴージャスさもおもない、個人の教室としてはとても生徒数が多いです。
 

MY MUSICの発表会は生徒保護者会が会計と雑用を引き受けてくれています。先生は先生にしかできない仕事、指導とプログラム、講師演奏に集中してください、との事です。私は謝礼はいただかず、かかった実費のみ会費からいただいています。会費も会の世話役さんに決めていただいたいます。赤字にはならないようにしてもらっていますので、少しずつ積み上がっています。毎回の謝礼はないのですが、退職した時に退職金になってくれるのでは.と最近薄く期待しはじめています。笑
 

発表会も先生の考え方と集まった生徒さんの年齢で(参加希望者が多い時に、大人の会と子供の会で分ける先生もいます)全然違った雰囲気になります。緊張の中も楽しい弾き合い会であることには変わりはありませんが。
 


 

講師演奏についても考え方は色々です。さわらび会は教室に集う生徒さんと先生が一緒に演奏する会です。先生が生徒さんと同じ土俵に乗るのはかなり勇気と自信がいります。さわらび会の先生方は演奏者として一流ですが自分のリサイタルや演奏の仕事のときと比べ物にならないくらい緊張するのだそうです。私が昔師事したことのあった先生は、ピアノソロを講師演奏で生徒さんの後に演奏するなんて絶対あり得ない!と言っていました。
 

または、「生徒さんの発表会なのだから先生は弾かなくていい。当日は演奏に集中出来ないし。別の機会を設けて生徒さんに聴いて貰えばいい」という考えもあります。確かに年中リサイタルを開催されているような大先生ならそれでも皆納得でしょうね。
 

ある先生は「”なんで先生は弾かないんですか”と無責任に言われてたので頭にきて”発表会の雑用や指導に追われ練習時間を確保出来ず、当日は主催者なので朝から走り回ってピアノにも全く触れず、身体も頭も疲れきった状態の先生のボロボロのカスみたいな演奏を、発表会の最後に聴きたいですか?”と言ってやった。」ですって。素敵な友人なのですけど、本人曰く突然キレる傾向があるそうです。相当虫の居所がわるかったんでしょうね。
 

上記の理由で、友人の多くはゲストを呼んで弾いてもらったり、連弾やアンサンブルにしてソロを避ける傾向が強いです。私はそういうところに出かけては稼がせてもらっています。
 

私自身は連弾などアンサンブルの練習もかえって面倒だし、先生は弾かないんですか?と尋ねられて言い訳を考えるのも面倒なので、サッサとソロを弾いて終わらせています。発表会の上田先生は、なんとなく弾きた素ぶりで、一言二言語った後にサラサラと演奏されます。有森先生も上田先生もピアノを人前で弾くことの敷居が低そうです。
 

・・・と言うわけで、私は講師演奏する派で、初披露の曲を持っていくのでとてもワクワク楽しいです。教室の求心力は何だかんだと言っても講師演奏なので、やり甲斐があります。
 

私が発表会で弾くのは、一生徒として参加かゲスト演奏、または講師として演奏、の三パターンですけど、試し弾きから長いウェーディングの末に本番演奏するのは変わらないので、指慣らし無くて突然弾く緊張はいつも変わりません。私も有森先生や上田先生同様にサラサラと人前で弾ける体質になりたいです。が、MYMUSICの生徒さんや保護者様、ゲストの面々には、楽勝そうに見えているようです。
 


 

話は戻ります。さくらホールは大手楽器店&音楽教室のホールです。楽器と楽譜売り場の奥にある比較的小さなホールで、舞台の袖に次の演奏者が待つスペースもあります。ちなみに二階のレッスンスペースでトイレなどはそちらを使わせてもらいました。
 

5分ほどの試し弾きの感触は何と無く弾きにくいかな?です。ピアノを弾く人は練習し慣れたマイ楽器で本番に臨めません。極たまに、マイグランドピアノと調律師と心療カウンセラー(あがり症対策のため)をワールドツアーの本番に、飛行機に乗せて飛び回る”超一流ピアニスト”もいますけど、一般的には連れて歩けるのは調律師までです。
 

というわけで、人々からはお決まりの”本番のピアノへの文句”がはじまりました。ピアノへの不満は1.タッチの感覚、鍵盤の深さやレスポンス。2.ペダルの使い勝手。3.自分への音の聴こえ方。です。そのように本番がうまく弾けなくてもいいように最初に言い訳をしてから本番に入ります。
 

今回は大人の生徒さんだけの演奏会です。年の若い人に聴かれないので責任感とかが皆無でした。(子供は大人の演奏を聴いて、将来あんなドレスを着てピアノを演奏したい・・・などの夢を抱くので、年長者はドレス、振舞い、演奏全てにおいて子供の夢を潰さないようにする責任があります。)
 

順番に死刑台?!に上がることを抜きにすれば、発表会は大変楽しい催しです。この機会でしか会えない同じ先生をよしと決めてついて言っている同僚たちと近況話し合い、次に向かう意欲を高め合う機会にもなります。
 

実は大人の生徒さんでショパンのバラード4番を演奏された方。もともと保護者で子供のレッスンについて行っての発表会で、私の‘32のヴァリエーション・ベートーヴェン’を聴いて、自分も再び弾きたいと思われたそうです。寒気がする感動だったそうで、それでショパンのバラ4はすごすぎます。上田先生曰、あのヴァリエーションの最後の2つのヴァリエーションはモーツアルトのドン・ジョバンニの墓場のシーンを基にしている・・・だったので上田先生の「音楽性」と「確実に生徒に教える導力」のお陰で寒気がしたかもしれません。
 

というわけで、生徒一同滞りなく弾き終えて、先生が呼んできた方々の素晴らしい演奏を聴いて、そして終演後に楽器店のドアのところに溜まって、再び本日のピアノの悪口を言い、普段通りに弾けなかった恨み辛みを語り合い、そして次の機会の再会を誓い合います。
そしてさっさと帰途について、発表会の1日目は終わりました。
 

リサイタルの勧め1

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4月の後半から5月上旬までリハや本番の演奏が続きました。まずは「さわらび会」。 「さわらび会」は故・田沢恵巳子先生が育てた音楽家のネットワーク、 プロの演奏家や作曲家、ボランティア演奏を続ける者、ヴァイオリンやピアノ教師、趣味としてピアノや弦楽器を楽しむ者… が演奏する音楽会なのだそうです。
 

歴史が古く今年で52回目の演奏会です。年少の生徒さんたちのレベルの高さにも驚かされますが、中学生高校生とプログラムが進むにつれて、どんどん難易度の高い楽曲、桐朋学園大学音学学部に進まれる方が多いようで、音大生も参加されることが多い、とハイレベルな演奏が続きます。最後の休憩後は、教室の卒業生と言ってもプロの演奏家や音楽大学の准教授をされているような講師の演奏になりますが、社会人はこのグループに入れられるようになってしまい、私の出番もこのグループのなかに・・・何故私がこの会に参加することになったかといえば、師事している有森直樹先生がこの門下で育ち毎年参加されるので、先生とパックで出演させてもらっているのです。私の出番は「演奏」と最後に舞台に並ばれて挨拶される先生に「花束贈呈係」です。小学生以下と見受けられる可愛らしい生徒さんに混ざって先生に花束を贈呈する。・・・という大役を仰せつかっています。
 

4月22日はピアノの西原直子先生とヴァイオリンの田澤先生に演奏を聴いて貰い、且つ演奏時間を測るためのリハーサルの日でした。
 

演奏はプログラム順で事前に演奏するピアノに触れることなくいきなり弾かなければならないです。これがまた、毎年すごく緊張するのです。全員弾き終わったら大テーブルを出して先生からの講評をもらいます。田澤先生はピアノの楽曲にも詳しく西原先生は当たり前ですけどピアノご専門で、その上有森先生まで揃っていて失敗したら身の置きどころがありません。・・・が今年は異変が起こっていました。有森師匠がさわらび会自体を欠席されるそうなのです。
 

発表会に先生不在・・・?!生徒だけ出るの?
 

今年はリストの2つの演奏会ようエチュードから「森のざわめき」「小人も踊り」を演奏します。両曲とも有森先生のチョイス、しかも「小人の踊り」は弾いたことが無い曲なのに有森先生からの指示でMYMUSICの演奏会の後に慌てて譜読みからはじめたのです。それなのに・・・でも例年いくらべて気楽です。
 

リハーサルの演奏は大事故なく済みました。が、ヴァイオリンを習ってる息子さんの伴奏で付いてきている長年の友人で‘優秀なピアニストの友人’にも聴かれてしまいました。この場で貶すわけにもいかなかったのでしょうが「長尾さんのリスト、よかったよ」と言ってもらえて嬉しかったです。彼女はもう一人の師匠である上田敏氏とハンガリー国立リスト音楽院で一緒に学んだ中で、これも全くの偶然でしたが、さわらび会での再会も全くの偶然!(私の高校時代の先生もハンガリー国立リスト音楽院卒だったので、大人になっても所謂芸大系の先生国立音楽大学音大の古い先生もですけど、相性がイマイチなんですね。上田先生師事出来て本当によかったと思っています。)
 

演奏後は大テーブルを囲んで講評が始まるかと思いきや、両先生共に脱力系で「お茶にしましょう」と言った後難しい話は一切無し。私の後に演奏されていつも懇意にさせてもらっている「はぐどばん」というJAZZバンドのpiano萩野仁志先生(実は耳鼻咽頭科の先生であられます)と拍子抜けしたね、と話すくらい穏やかにリハーサルは終りました。

 

萩野先生は、リハの前日に「吉祥寺SOMETIME」でライブだったので、リハに現れた時はビックリでしたけど、一人きりで参加するのでなく多少気も紛れて助かりました。
 

イラストレーターの Tea さんの作品です 。 はぐどばん アコースティックバージョン piano萩野仁志 bass安田幸司 drums有吉拓

 

無事リハーサルを終えて萩野先生と帰途につくと路頭に迷っているっぽい人が立っていました。実は西原先生のご自宅は道が難しいのです。ちょうどリハで私の後に「プロコフィエフ ソナタ1番」を演奏された方でした。生徒にしたら場違いなくらい上手だと思ったらやはり演奏活動を定期的にされているピアニストでした。今年も5月19日にリサイタルがあるということ。
 

http://www.fujisawalyra.com/287.html
 

何にもしていないのは私だけかぁ。。。。
少しは頑張らないといけないなぁ、と思った1日になりました。
 

寝てばかり・・・猫のように練習しないで過ごしたい

歌舞伎を観ました

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歌舞伎の舞台では、まずはその美しい緞帳が目に入ります。開演近くなると緞帳が上がり、これぞ歌舞伎の定番「定式幕」という、幕を引く人が左右に開け閉めする「三色の縦縞模様の幕」が現れました。これらの写真は前回アップしましたよね。

 

座席を確認したらば、直ぐにチェックにいったのがレストランのメニューとお弁当。35分の休憩時間に話のネタ作りのため「幕の内弁当」を食べるかどうか…開演12時〜終演16時05分の長丁場ですから、なにかを食べる必要があります。結局は持参のコンビニお握りを食べることに。

 

開演までの時間を有意義に過ごし思い残すことなく、席に着きます。

 

増穂忠臣蔵と梅雨小袖昔八丈のあらすじ画像は↓
http://www.ntj.jac.go.jp/kabuki/news/3148.html

 

増穂忠臣蔵は、主君がお家乗っ取りと妹姫横取りを企てた悪者を、イキナリ成敗し山場を迎えます、そして忠義の家臣に主君が胸の内を明かして観客の溜飲を下げ、別れのシーンで涙を誘う…それからが長い、いつまでも別れを惜しんで終わらない。異様にコーダが長い曲を聴いているよう。しかも忠義者への選別が虚無僧セットとはね。高師直邸の図面を持たされて旅立ちますが、高師直は歴史上でも名だたる悪党で、物語上でも敵討ちされて仕方がない人物のようです。
 

太郎さん一押しの片岡亀蔵なる役者さんの佇まいが凛として、黙して語らずな忠義の人を素晴らし演じているのが素人目でも感じしました。名役者らしいです。

 

人形浄瑠璃を元ネタにしているため、楽曲の名称は長唄ではなくて浄瑠璃となります。浄瑠璃は三味線を伴奏楽器として太夫が語る形式です。単なる唄でなく、セリフや仕草、情景描写に及ぶため、唄とは呼ばず「語りもの」というそうです。黒御簾越しに聴こえる演奏より、舞台脇の赤い毛氈の上で語られる方が、当たり前ですけど迫力と存在感があります。…と、これで長唄と浄瑠璃の違いがわかるようになりました。

 

それにしても、舞台上の三千歳姫のお琴とお三味線のコラボ!絶妙でした。

 

梅雨小袖昔八丈は「世物語」(町人社会を描いた写実的で現実性の高い歌舞伎脚本)で主人公の名前から髪結新三と呼ばれています。今回は新三が忠七を嗾す「白木屋見世先の場」から、源七の復讐を受ける「深川閻魔堂橋の場」ですが、もっと長い入り組んだすじで、最後の方では大岡越前が登場する話らしいです。
 

元から歌舞伎脚本なので、演奏は浄瑠璃ではなくて唄いものとして歌舞伎の伴奏音楽として発展した「長唄」になります。
 

演奏者は「唄方うたいかた」と「三味線方」に分かれます。三味線方以外の楽器や演奏は「鳴り物」といって唄方や三味線方と一緒に演奏すると出囃子、黒御簾越しだと下座音楽に含まれますが、どちらの場合も囃子方と呼ばれます。
 

風雨などの自然音や人の足音を表現する効果音もあります。髪結新三の劇中の風雨や雷、不安な空気なども下座音楽、囃子方の出番です。
 

髪結新三の冒頭「白木屋見世先の場」では、可愛らしい子役も登場します。プログラムを見たらば本名でしたので誰のお子さんかわかりませんでしたが、きっと出演している役者さんのお血筋に違いありません。

 

ところで、コラムを書くにあたり、うんちくばかり増えてきました…
 

人の良さそうな新三が本性の悪党に豹変するところ、大家さんには頭が上がらず、気の毒な小悪人に成り果てるすがた。新三役は難しいそうです。
 

最も魅力的だったのは大家さん。話がわかるふりをしながら迫力で新三をやり込め、阿吽のタイミングで観客から笑いを取り、まさに引き込まれる演技でしたが、これまた片岡亀蔵さんの演技でした。
 

静かな佇まいの忠義な家老から、35分の休憩挟んで
抜け目ない大家さんに化けていました。
 

浮世絵チックな平面的に見える舞台の所謂ホリゾントの奥行きが思ったより広くて、回舞台が奥の方からガーっと回ってびっくりしたり、重そうな衣装や姫君や娘さん役の女形の美しさにうっとりしたり、(デカかったけど)
立ち振る舞いの滑らかさや素晴らしく枯れることがない泉のように次から次に湧き出てくるような声や声量に感動したり…日本の伝統芸能恐るべしです。
 

可愛らしい子役さんの正体が判明しました。
(最後に…以上は歌舞伎素人である個人の感想だということを付け加えさせて下さい。)

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00151761-nksports-ent

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