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コラム

見えているように動いていないかも

西武線、[中野区 鷺ノ宮駅]、[杉並区 下井草駅] 近のMYMUSICピアノ教室です!

中央線沿い「阿佐ヶ谷教室」もご贔屓に!
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思った通り身体を動かすためには、まずはその運動をどのように認知するかが大切ですよね。

太極拳の先生がいつも言うのは「人間の体は見えた通りに動いていない」です。(または注意力の欠如や思い込みなどの原因から「不正確な情報をインプットしている」とも言って渋い顔をされるときもあります。)
 

 

 


 

 

 

先日は、観光に行くたとえ話をされて、湖=理想 木=動作の型 として考えると「到達すべき美しい湖(健康体、肉体美)があるのに道しるべとなる木(正しい型となること)ばかり見て(とらわれて)、木と木の隙間から垣間見えるはずの湖を見ようとしない、または湖ばかり見て木を見てなくて、木にぶつかったり転んだり、迷子になる人がいる」のだそうで…
 

 

 

同じようなことか音楽、特に楽譜に沿って演奏するクラシック音楽に言えるかもしれません。楽譜に書かれているたくさんの樹木に囚われて理想とする音楽に辿り着けないような譜読みや練習をしたり、または適当に樹木を飛ばし見て、本来あるべき姿とかけ離れた演奏をする…ありそうな話なので、自分的には単に太極拳だけでなく、色々な意味で肝に銘じるべきことなのだろうと思います。
 

 

 

話が横道に逸れて失礼しました。
 

 

 


 

 

 

聴こえたように弾いていない、見えてるように動いていない、は楽器演奏者として、学習途中で何度か思い当たる経験したことがあると思います。
 

 

 

例えば声楽を長く習っている経験からですが、ピアノでメロディを「歌うように弾く」のを目指して、本当に歌うのと同じにアーティキュレーションをつけて弾くと、あちらこちらぶつけたような音に聴こえてうまくいきません。歌は特にクラシックの声楽は、まず息に乗せてから楽音を発するので、音の立ち上がりがピアノより遅いからです。ですから正しくは「歌のように聴こえるように弾く」なのです。
 

 

 

(歌モノ風の楽曲を弾くとき、音楽的な息遣い‘ブレス’を入れるのや、‘フレーズ頭に子音が3っつくらい付いている歌詞がある風に想像してメロディを弾く’のは、歌を習った経験があるとやりやすいですよね。)
 

 

 

前回のクラスまでで、ちょくちょく太極拳の先生が「見えているように動いていない」と言われたのは、腕の動きでした。太極拳では主に24式という型を勉強しています。動作の中で大きく腕が動いているように見えますが、先生は腕を動かしていないと言われるのです。腕はその場に留まっているのだけど体が動くので、腕が動いているように‘表現される’ということらしいです。耳タコになってくると未熟ながらも本当にそんな気になってきました。
 
 

 


 

 

 

で、ピアノの話に戻ります。U先生のレッスンで腕の旋回がよく話に出ます。ショパンエチュードのエオリアンハープで有名なOpus25−1やプレリュードOpus28−19などに顕著に現れる腕・手の回転です。鉄棒で順手と逆手があるようにピアノの演奏も「順回転」と「逆回転」がありますが、大体において順回転をします。子供の頃にバカみたいに勉強させられたアルベルティバスも旋回を伴いますが、先に「腕を回すのが前提」で演奏すると、「演奏していたら腕が旋回してました」とは全く違う動きになります。ですから「腕の回転が必要です」と言って教えても肘が不自然に動いたり腕が無駄にぐにゃぐにゃして動いたりする人が何割かいて指導に窮するわけです。
 

 

 


 

 

 

これも「見えているように動いているわけではない」または「腕が旋回しているのではなくて、腕の旋回は最後の表れ」だとしたら・・・と考えました。実際、腕の旋回に対しては達人系のU先生の腕の動きは大変コンパクトで機能的です。U先生ご本人は平べったい楕円を描く腕の旋回だと主張しているのですが、腕が旋回していたら、このような一切無駄のないコンパクトな動きにならないと、疑いの目を向けた私は自分の生徒さんで人体実験をしてしまいました。その方は丁度ハイドンのソナタを弾いていて、「3連符の伴奏系(よくあるドミソの繰り返しの様な)が右手左手御構いなしに休みなしに現れて大変」だと訴えます。自分も試してみて調子が良かったので伝授することにしました。「腕や肘、肩を楽にして。5番の指先が鍵盤に対して内側回転するようにタッチしてみて。」すると、自然なモーションで順回転しました。生徒さん自身もコツが掴み易いと言っていました。
 

 

 
小指の先のほんの0.数ミリ程度の感覚です。(そういえば太極拳の先生も、昔のフイルム映画を例えに使って「上映する時スクリーンいっぱいに広がるけど映写機の中のフイルムは小さい、末端で動く同じ大きさで中心も動こうとしないこと」と言われていました。)『小指の先=中心』から『腕=末端』に動きが伝わると認知するとわかりやすく感じられそうです。(動きの中心を本来ならば体の末端にあたる指先と認知するのは意外な感じですけど。)
 

 

 

歌やら太極拳やら、色々雑多に経験しておくと何かに役立つこともありそうです。経験に無駄なしといったところでしょうか。
 

 

 

ピアニストは省エネ人間?!

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年若い生徒さんがピアノを弾いていると一生懸命オーラが全身から放出されます。対して大人の生徒さんはちっとも一生懸命さは見られないけど、とても力を使って弾いているように見えます。その一生懸命さや苦労して力を使う弾き方から解放されたならば、ピアノを弾くこと自体が素晴らしく楽になり、自在に楽器を操れるのだろうなぁと、他人事でなく思うこの頃です。

 

 

 

A先生やU先生の弾いている姿は、実に楽しそうです。本人的には色々とあるのかもしれませんが、一生懸命オーラもなければ悲壮感も苦労臭も漂ってきません。普段から楽々と演奏しているのです。

 

 

 

たとえば、お二人のように、自らが継続してリサイタルやコンサートを行う人は、「怖くて怖くて崖から飛び降りるような心境」で人前でピアノを弾いていないはずです。たとえばジェットコースターだってお化け屋敷だって、お金を払って嫌な思いだけなら行かないでしょう。スリルの中に絶対ワクワクや楽しさがあるから、行ってみたくなるわけで、リサイタルも実技試験と同じ心境になるなら、わざわざ自分で開かないと思うのです。
 

 

 

一回の演奏でお集まりいただいた聴衆に感動し共感してもらうのはとても緊張することですが、それを乗り越えられるほどの、強い喜びや楽しさがあるからこそ、できるのだろうとおもいます。
 

 

 


 

 

 

では、そのためにどのくらい練習したら良いのか。
 

 

 

U先生が読んだショパンの伝記に、基礎練について自身の言葉が記されていたそうです。「練習のし過ぎはいけません」練習時間を短めにするようにと書かれた後に「基礎練は二時間以内に収めること」と書かれていたそうです。リストは「沢山練習しなさい」と言っていたそうで、三時間の基礎練を推奨していたそうです。
 

 

 

昔の上流階級の人は余程やることがなかったのでしょう。一日中練習しても暇を持て余していたようです。「し過ぎないように」が基礎練だけで二時間とは参りますが、現代のお忙しいピアニストが基礎練を二時間しているとは考えにくいし、せいぜい30分(自分の生徒の前では一時間と言ってプレッシャーをかけているかもしれませんが)ではと思います。とりあえずピアノを思い通りに弾くためには、まずはある程度の練習量が必要になると考えるのが普通でしょう。
 

 

 

さて、この様に大事な人生の時間の一部をピアノの練習に捧げ、ピアノ中心の生活を一定期間続けると、人間はピアノを弾くための進化を遂げるのだそうです。…と「ピアニストの脳を科学する」(古屋晋一 著、春秋社)に書かれていました。面白い様な怖い様な。
 

 

 


 

 

 

その本によれば、ピアノの練習を開始する年齢も進化については影響して来ます。
(もともと脳は年齢により向上していく機能と鈍磨してしまう機能があります。変化しながら認知機能は60代で成熟するとの研究もあるので、年齢による見た目の変化くらい脳みそも別人の様に変化していくのかもしれませんね。)
 

 

 

脳の基盤部には白質という脳の神経細胞同士が情報をやり取りするために必要な何百本もの白いケーブルが詰まった場所があり、そのケーブルはミエリンという鞘に収まっていて20歳頃まで発達するそうです。
 

 

 

ピアノの練習を11歳までに始めた場合はミエリンの数が増えるけど、残念ながら12歳以上だと数の増加は見られなかったそうです。では11歳までに始めなかった場合は意味がないというわけでなく、鞘が沢山発達はしなくても、鞘自体が太く大きくなるそうです。(鞘が沢山発達したり太くなるということは、一度に処理できる情報量が大きくなるということです。インターネットと同じです。)
 

 

 

ですから大人になってからの練習は無駄というよりは、子供の頃に頑張った練習は報われるというふうに考えたほうがいいでしょうね。そして同じ内容の情報を処理する場合、ピアノ未経験者は脳の血流が増すのに比べピアノ経験者はあまり変わらない、つまり脳内が省エネ化しているそうです。
 

 

 


 

 

 

「ピアニストの脳を科学する」この本の冒頭十数ページでここまで話が進んでしまいました。残りの二百数十ページで書かれている内容を平たく述べれば、「ピアニストはその弛まぬ訓練の賜物として、全てのピアノに特化した運動や情報処理において省エネを可能とにしている」という事でした。
 

 

 

ピアニストが身体能力だけでなく脳の機能を向上させていると考えていると、ピアノの練習の見方も変わると思います。自分ではとても難しいと感じていたパッセージが楽譜の見方を変えただけで楽に弾けてしまったり、先生のアドバイスを聞いただけで弾ける様になるのは、認知の仕方が変わっただけで、練習の末の筋力や敏捷性のアップなどせいでの身体能力が向上したとは考えにくいからです。
 

 

 

ピアノを弾いていたら頭が良くなったと考えたほうがいいのか、それとも頭のいい人がピアノに向いているのかはわかりませんが、東京大学ピアノの会が名だたる名門サークルだったり、ピアノ・コンクールのアマチュア部門(アマコン)上位入賞者には、高度な専門分野(医師・研究者・弁護士・経営者など)の本職で活躍している方が多いことは、呆け防止や脳トレ目的でピアノを弾くことも、あながち的はずれではないということかもしれません。
 

 

 

とりあえず私は今、これを書きあげてから、20分くらいは基礎練をしようと思っています。
 

 

 

手の大きさに頼らない

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さて、新年会に向けて人々が始動しだしたこの頃、自分も新年会の出し物を考えようかなぁと思い始めました。前回の発表会では、巡礼スイスから名曲「泉のほとり」とイタリアから「ペトラルカのソネット104番」を弾いて涼しみました。まぁ、ペトラルカのソネットは暑苦しいイタリア男の恋の詩に曲が付いたものでしたが。

 

 

 

邦訳は日本人の感覚だと濃すぎるような・・・発表会の時は言語で武富太郎さんに読んでもらいましたけど、イタリア語だととても素敵な響きに聞こえました。

 

 

 

涼しげだったり歌モノに飽きたので、発表会後は4番「泉のほとり」の次の曲、5番「Orage」(邦題・嵐)を惰性で弾いていました。難曲であることばかりで名曲との評が全くないこの曲、ただ単に譜読みが楽そうなので選び、レッスンで見てもらったU先生と二人で「リストはチェルニーの弟子だし、チェルニーがわりのエチュードにちょうどいいかも」となかば馬鹿にしながらも、この頭の悪そうな曲をちまちま弾いていました。が、誤算がありました。この曲を練習していると汗をかくのです。「嵐」・・・これからのゲリラ豪雨や台風シーズンにちょうどいいかと思いましたが…
 
 

 

曲の冒頭からff その後Presto furioso(熱狂的に・荒れ狂って)rinforzando(その音を急速に強く)がいっぱいあって〜 sempre fff〜strinjeno(だんだん早く・だんだんせきこんで)〜sempre strepitoso(騒々しく・強烈な)Cadenzaで少し休憩できるかと思いきや、ad.libitumha右手のアルペジオのみ、主旋律の左はmarcatoだったり。

 

 

 

たいして長くない曲ですが、中間部分に‘休憩タイムがない、最後までうるさい曲’だったことが譜読みしていくうちに判明しました。オクターブの8分音符ばかりで譜読み後も楽そうだったのに大誤算です。少しはダイエットになるのかな・・・?

 

 

 

騒々しく・強烈なところの譜面です。ユニゾンのあとは両手オクターブでアルペジオ。

 

 

 

楽しそうな3度のスケール両手重ねも・・・一見難しそうでも2パターンだけ。

 

 

 

突然マーチみたいになった時の左手が、オスティナート。右手はワンコード、譜読みの嫌いな私から見たら素敵な風景!

 

 

 

9月半ばにA先生のレッスンに行くことができました。今回はリストばかり、ノクターン3番(愛の夢)を加えて、泉と嵐と104番を4曲を持って行きました。情熱家のA先生のツボにはまったのはやはり「Orage」で、早くものにするようにと・・・手が小さいのだからレパートリーにするのはやめたら?と言われるかと思ったのに、ちょっと意外です。
 

 

 


 

 

 

 

バカにしきっていた「Orage」ですが、U先生とのレッスンの中で、実は人間賛歌的な深い情緒があり、楽語の細かい書き込みからリスト自身は結構気合いを込めて書いたのでは・・という結論に達しました。そう言われてみるとヴェルディのオペラのワンシーンみたい・・・急にやる気がおきましたが、すでにU先生は「Orage」に飽きてきてしまったようで、次は絶対新しい曲にして!と言われてしまいました。

 

 

 

ところで先ほどの「新年会の出し物」の話に戻りますが、新年幕開け早々に「嵐」は顰蹙をかいそうなのでどうしようかな・・・とU先生に相談したら同じリストの「森のささやき」がふさわしいと猛プッシュです。「森のささやき」プラス何か(「嵐」でも)だったらまぁ無難ですよね。

 

 

 

話は変わりますが、私は身長150センチないくらい小柄で、手の大きさは小学生にどんどん抜かされていきます。中学生の生徒で私より手の小さい人はいないのです。そんな中、小学3年生のNちゃんが新年会ように新曲を持ってきました。「ラデツキー行進曲」‘ヨハン・シュトラウス1世’の名曲、ニューイヤーに鉄板の曲です。

 

 

 


 

 

 

曲の冒頭と中間部に少しだけですがオクターブのフレーズがありました。Nちゃんはまだオクターブの重音を弾いたことがありませんが、ちょっとだけ挑戦したそうです。うーん届くかな・・・ちょと無理かも。経験のない技巧を無理して長時間練習するのは怪我の元、一晩寝たら手が成長して1オクターブが届くくらい大きくなっているかもしれないからと説得。毎日「3回だけ」弾いてみて、出来そうかどうかを経過観察してもらうことにしました。

 

 

 

お母様もお迎えにいらっしゃって「オクターブのフレーズはまだ無理ですよね?」と尋ねられました。そこで毎日三回のお話をして、「手の大きさに関してはあと数ミリで余裕が出てくるとは思うのですが。」と話していて試しにNちゃんと手を合わせて大きさを比べてみました。ショック!Nちゃんと私の手の大きさがほとんど変わらない。

 

 

 

Nちゃんは「もう来週弾けるようになっているかも!』と急に威勢が良くなりました。実はこの日、私が「愛の夢」の中間部分を弾いていた時にNちゃんがレッスン室に入ってこられたのです。思いっきり聴かれてしまったようで、先生もオクターブ大丈夫なら自分もいける!と思ったようです。

 

 

 

そういえば・・・

 

 

 

今までたくさんの生徒さんをレッスンさせていただきましたけど「私は手が小さいので弾けません。」と言われたことは皆無です。それどころか私が「恵まれた大きさの手を持っているんだから、これくらい弾いてよ!」って冗談めかして言った答えが「先生、何バカなこと言っているの、手の大きさなんてたいして影響ないじゃない。」とだったことがありました(小学5年生に大真面目な顔で)。
 

 

 

 


 

 

 

こんなに小さな手でよく頑張っているなぁと自分の手が愛おしく感じられました。andなんで私はオクターブのパッセージが得意で(あくまでも本人比較ですが)私より手の大きい人でも得意じゃないまたは上手く弾けない人がいるのだろうとも思いました。

 

 

 

よくよく考えたらオクターブは手が小さい人でも届くので、抑えるだけなら手の大きさはあまり関係ないのです。大きな体躯や手を駆使しないと演奏できない楽器が存在している中で、ピアノに関しては、小柄な女性でありながら秀でたピアニストが大勢存在しています。手の大きさに頼らない弾き方は確かに存在しているのです。
 

 

 

ところで雑談ですが、最近急にリストばかりです。今年の春に生徒さんの結婚式で「ノクターン3番(愛の夢)」を弾いたのがきっかけで、「そういえばリストって人がいたわ」と思い出し、そしたら意外と付き合うのが楽だった・・・ということがあります。付き合うのが面倒な相手はショパン(もっと面倒臭い人がシューマン)です。U先生にその話をしたら気持ちはよくわかると言ってウケてました。リストは分かりやすいのが良いです。
 

 

 

こちらも大きくなってきました、生後7ヶ月に入り、とうとう3キロの大台に乗ってしまいました。

 

夏本番!MYMUSIC定期演奏会

 

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梅雨開け宣言はまだですが、夏本番の蒸し暑さ!寝苦しい夜が続きます。ここ数年の「夏本番‘前’の風物詩」といえば、そうそう『MYMUSIC定期演奏会』です。
 

今年はメンバーの入れ替わりが多くて、定期演奏会初参加という人、また3、4年ぶりの人が多いのです。毎年同じことの繰り返しにならないところが、大変でもあったり楽しかったりします。
 

今回の特徴は、ピアノソロ以外の連弾やミュージックベル、ミュージックベル、なんと生徒さんのギター独奏と弾き語り。バラエティーに富んでいます。
 

会場はこの夏で3回目となりますKMアートホール、地下のクラシック専門のスタジオはスタイリッシュな雰囲気です。3回目でこちらも慣れてきた会場ですが、家を出ようとしている当日の午前10時に、会場様から私に連絡がありました 。「当方の勘違いでなければご予約を頂いておりますよね。」・・・しばし絶句。忘れられてなくてよかったです。
 


 

タクシーに大荷物を詰め込み走ること30分。11時に生徒さん2名とともに無事到着。荷物を下ろしリハ開始です。ピアノはスタインウェイですが小ぶりでマホガニー。すごく可愛いですしフルコンに比べてかなり小さいのですが、とてもよく響きます。鍵盤も反応が良くて軽めなので弾きやすいです。
 


 

リハをしながらカメラさんと相談しつつ会場をセッティング、受付のテーブルを下ろしてきたりパイプ椅子を並べているとリハ第二陣が到着、閑散とした会場が、だんだん賑やかになってきました。
 

待ちくたびれ出した人々。


 

リハ最中はベストショットが取り放題。


 

椅子を並べたり受付の準備など、会場セッティングは早くインしてくれた生徒さんが手伝ってくれました。


 

時間を多めに取っていたのでリハーサルは余裕かと思っていたのですが、時間内ぴったりで全員なんとか練習できました。数年間おやすみしていたり、発表会初参加の方が多かった今回。この会場を使うのも早3年目ですが、なんだか新鮮な感じです。
 

男の子達、初参加でトップバッター、緊張気味だけど頑張りましたね。 同い歳なのですけど、次の男の子は2回目で準備万端、なんとゴジラのテーマを弾きました。ムジカピッコリーノの大ファンの彼は、いつも大人びた選曲をします。
 

初めて弾くマホガニーのピアノ。えっ!茶色いピアノだよ!


 

発表会2回目。会場の雰囲気にも慣れてきました。


 

その技は華やかさ可愛さ満載です女の子たちがディズニーやジブリ、モーツァルトの名曲を演奏します、がちょっと変わったところで「ボカロ」の曲、本当に今時の中学生ですね。受験のために3年以上休んでピアノを再開しtのですが、休んでいる間にボカロや初音ミク系に染まっていました。次に弾いてくれた若者、彼も発表会は初参加だったのですが、やはりボーカロイド系、少なくとも高校時代からバンド経験があ理想な彼は、センスがいいので上達も最短距離なのですが、やっぱり音楽の趣味はその上の世代と一線を画しているようです。・・・というわけで前からの生徒さんや保護者の方々皆新鮮そうに聴いていました。バカロ系の楽曲、素敵なものがいっぱいありますよね。
 


 


 


 

ソロ後半は慣れた面々、大分とピアノ歴も長いので安定した演奏です。結構弾き慣れているので新しい分野に挑戦している人もいます。ショパンでもワルツではなくて初めてマズルカを弾いてみるとか、久しぶりにモーツァルトのソナタ!?本当に難しいと思うのですが、頑張ってみたりとか、新しい挑戦が地味にあったりします。
 

珍しいところですと、ブラジルの作曲家エルネスト・ナザレーの楽曲で‘プリモローザ’なんてあまり普段には聴かれない曲とか。また悲愴の2楽章、ビリー・ジョエルが歌った「this night」の元曲、(今回はソロの部トリを務めて頂いたのですが)男性が弾くと雰囲気が出ますよね。それからバッハの楽曲と「ローズ」(おもひでほろほろの主題歌ですよね)をカップリングして弾かれたのも両方が引き立ってなかなかいい選曲だったと思います。それぞれ思い思いの演奏を終えて・・・
 


 


 

恒例のビンゴ大会。3×3のますなのになかなかビンゴにならない人もいるものです。このビンゴカードも生徒さんの手作り、30枚も作っていただいて本当にありがとうございました。あまりにも可愛いので捨てるに惜しくお持ち帰りななる方も多いです。
 

お宝の山。


 

選ぶのが大変。


 

ビンゴゲームで盛り上がった後は、懸念の多い第2部です、ピアノソロ以外の出し物をするのですが、私も初めて通して聴くなんてことも・・・
 

超絶技巧だと思われるミュージックベルによる技巧だと思われるミュージックベルによるPerfumeの「ポリリズム」の演奏。
 

ピアノ伴奏つき、ベルの音で奏でるポリリズムはとても綺麗でした。


 

念願のミュージックベルの演奏。楽しそうですね!


 

お母様と毎週猛練習してこの日を迎えました。頑張り屋さんですよね。小学生の女の子と私で「小さな手のためのジャズ」から一曲、すごくかっこいい曲ですが、イレギュラーに休符が入っているので気がぬけるとズレちゃう危険も・・・なかなかうまくいって安堵。さて、新年会で笑いをとったアルルの女第2弾「ファランドール」。こちらも新年会の反省から猛特訓の成果あり、結果はなかなかの迫力で演奏できました。無駄にスピードを出さず安全運転を習慣づけていたのが勝利の原因かと、後から分析。
 

迫力のファランドール、音数が多いので虚仮威しが効きました。


 

パパと連弾、パパはソロとお嬢様との連弾で大活躍!


 

ご友人から花束の贈呈。家族総出でのご参加ありがとうございました。


 

面白かったのは、なんとゲストの小林くんの欠席に生徒さんのギター演奏。楽器は私のギター。彼、なんとクラシックギター持っていないんだそうで・・・「フライミートゥザムーン」それから山崎まさよしの楽曲「「One more time, One more chance」。青春の1ページを思い出しましたと保護者の特にお母様から好評。「いろいろやってみたら何かは当たるものだねぇ」と本人談。
 

私のギターはショートスケールなので通常65センチある長さが63センチしかない!なんだかウクレレギターみたいです


 

それも済んじゃったら、ゲスト講師演奏の時間。武富太郎さんの声が会場内に染み渡ります。なんとも穏やかで静かな時間。今までの興奮から一気に‘静寂’の空間に引き込まれます。すごい澄み切った時間を一瞬で作ってしまう太郎さんにはいつもいつもすごいなぁと思います。
 

太郎さんの朗読、聞いているだけで癒される声です。


 

 

素晴らしい朗読家だと尊敬している太郎さんの後が私です。あぁ雰囲気が壊れませんように・・・
 

「ペトラルカのソネット104番」を太郎さんにイタリア語で読んでもらいました。イタリア語の朗読がすごすぎ!!普通に読み上げるだけだと思っていたら、すごく劇場的で感動的!!こんなに情熱的な詩だったのねと思いながら弾き始め・・・ペトラルカのソネットの中でもスケールの大きい、情熱的で甘く、しかも切ない表現が伝わりますように・・・
 

アンコール的に、同じリストの巡礼から1年スイスの中でも有名な「泉のほとりで」。夏にぴったりのキラキラした水面のような美しい曲です。皆様に聴いていただけて嬉しかったです。」
 


 

締めの「全員演奏のトーンチャイム」。初参加が多い今回に合わせて簡単目の楽曲「大きなのっぽの古時計」「ミッキーマウスマーチ」「家路」。以外とミッキーマウスマーチがまとまりにくかったけど、なんとか3局とも納得がいく演奏になって良かったです。
 

みなさん、自分だけの世界に入っています。


 

必死で自分のパートを追いかける面々。


 

このようにしてまた今年の定期演奏会も無事終了しました。来年の新年会に向けてまた頑張らねば。

『大人向け』初心者用教則本?!

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初めてのことにチャレンジして習得していくことは、スリリングです。それが長い間憧れだったことなら尚更ですよね。MYMUSICでも初心者の生徒さんが大勢いらっしゃいます。
 

さて、同じ初心者でも年齢によって難しいことが違ったり心惹かれるところが違っていたりしますが、初心者用の教則本の対象年齢は大概若い人向きです。昭和時代より前、ピアノを始めるのは子供ばかりだった時代があったからです。マイホームに百科事典とピアノが置ける・・・それがステータスだった時代、親世代がお稽古事でピアノを弾くことは稀だったと推測します。とりあえず女の子はピアノを習う時代はピアノの先生にとってバラ色の世界だったに違いありません。個人の教室で40人超の子供を教えていた先生も珍しくなかったはずです。
 

さて、平成の時代の主に都内ですが、ピアノの先生業はその頃に比べ様変わりしてしまいました。大人の生徒さんが増えたのです。田舎以上にお子さんがいないので、どうしても大人をちゃんとお教えできないと生徒数を確保できないのです。
MYMUSICも生徒さんの半分は大人です。
 

経験者が多いのですが、中には真っ白になって一から始める方、子供時代からの夢を果たすために全くの初心者でレッスンを開始する方も大勢いらっしゃいます。
 

しかしながら、幼児向きや3歳児から、5歳児向きなど銘打った教則本はあるのですが、成人対象とした初心者向きの教則本は残念ながら見つけられておらず、大人の方の使用に耐える教則本を使っています。
 

上が「ぴあのどりーむ1」下はわざわざ「幼児用」と銘打っていますが、そのとうりで、小学1年で使うと子供っぽすぎてしまいます。「ぴあのどりーむ1」も小学生3年生までかなっと思います。対象年齢は幼児から小学生低学年くらいですが、どんぴしゃりの年齢の子には、食いつきがよく理解しやすい教則本です

 

親の世代やその上の世代がバイエルやメトードローズでそだったので、その世代がピアノを初めると、教則本の種類の多さに目をみはるでしょう。「ぴあのどりーむ」や「アルフレッドピアノライブラリー」のように最初の1巻から3巻の前半までのんびり進む教材もありますが、バイエル上巻との大きな違いは、最初から大譜表を見せる、または噛み砕いて単純化した譜面で始まっても、かなり早い段階で大譜表に移行することです。そして初めから両手での演奏を訓練します。黒鍵に触れさせた後にミドルCに移行する(ペースメソッド、アルフレッド)、または最初からミドルCから順に音域を広げる、など初期の違いはありますが。右手を練習して、左手を練習して、両手になったらパニック!!なんて3度手間にならないような工夫がされているのです。
 

同じ「アルフレッドピアノライブラリー」カンガルーは「導入コース」青い本は「基礎コース」基礎コースが導入コースの倍のペースで進むように書かれています。

 

幼児と成人では認知能力に差があります。ですから最初から大譜表を見せてもついていけますし、力も強いし、手も大きい、なんといっても成長した腕は太くて重いのでいとも簡単に鍵盤を底まで押すことができます。音高と音価を楽譜から読み取ることも3歳児に比べたら簡単なはずです。そして右手と左手での「並列作業」も運動の経験の乏しい幼児よりはるかに優れています・・・いるはずです。が、一番難しいのはそこなのです。右手で弾くこと左手で弾くことを時間軸に沿って順に見て理解し、演奏する・・んだといいのですが、まずは順に鍵盤を押す作業ができるかどうか。ですから、いくら子供より優れていても、いきなり難しいことにチャレンジすると挫折してしまうのです。
 

難しいツボが子供時代と違っているので、子供用の教則本ではいらないところがあったり、もっと時間をかけなければならないところがあっけなく進んだりと「帯に短し襷に長し」のも難点です。
 

腕力も能力も子供より優れているの大人は、子供時代より悲しいかな不器用さが悪目立ちします。なんで思うように弾けないのか、それは5指のコントロールに慣れていないからです。コントロールする為の筋力も乏しいため、『隣の鍵盤をタッチするつもりが一個飛ばしになっていた』とか、自分でわかっていてもなかなか思ったとうりに動かないのは、普段の生活で独立して4指や5指をバラバラで動かすことがないからです。しかも利き手でない方もですから余計です。手だけじゃなく脳も未経験のことをしなくてはならない、ピアノは手で弾くのではなくて脳みそで弾くという部分もあります。何十年か未経験で生きてきた成人と齢3歳で経験するのとでは順応性が違ってきます。
 

 

こんな本を見つけてしまいました、思わず買ってしまいました。まだ読んでいません。

 

友人知人達が御木本メソッドに通っていました。ピアノを弾かずに筋肉のトレーニングをするのです。マシンがいっぱいあってジムのようだったと言っていたのを記憶しています。インストラクターの先生は重りを用いて、ひたすらメトロノームにあわせて指一本一本の筋力を上げていく。面白いくらいピアノの実技試験の成績が上がったそうです。

 

以前トレーニングボードを開発した御木本先生のご本が阿佐ヶ谷教室に置いてあってその本のタイトルが、記憶に間違いがなければ「あなたがピアノが弾けないのは、あなたの脳が悪いから」みたいな感じで、ご覧になった生徒さんが「痛いところを突かれて腹ただしい」と言われたことを思い出します。その方も全くの初心者で、数年でかなり上達されて、ご自分でも楽しめるようになって発表会でも良い演奏をされていました。

 

そして、ピアノ譜は大譜表の上に他の楽器と比べ物にならないくらい音数が多い。それに慣れて自力で譜読し演奏にこぎつけるためには、見て理解する目の訓練も必要です。成人は子供より複雑な楽曲に移行する進度が早いので、譜読みで挫折する可能性も多々出てくるのです。
 

「幼児用の教材はやる気がしないし(もっともです!)、こんな簡単なことができない自分が認められない。モーツァルトの交響曲は全部聴いたし、ベートヴェンの皇帝(ピアノ構想曲5番)はスコアも持っている。」と何回もピアノから離れて、『ドクターショッピング』でなく『ピアノ教室ショッピング』をしている男性と知り会う機会がありました。成人のプライドと満足度を満たす ‘『大人向け』初心者用教則本’ ができればいいのにと思いました。
 

たいていの場合は、前述のコラムで紹介した、挿絵がカラーでない方の教則本で大人の方は勉強を始めてもらっています。思ったようにできない自分に驚きながらも新鮮な感覚を味わってもらえて、音を紡ぎ出すことに喜んでもらえています。ピアノ未経験でも躊躇なく始められたら、未経験なだけに生活の彩りが増え楽しさも増すのではないでしょうか・・・と思うこの頃です。
 

伊豆 伊東の大室山です。富士山のお姉さん山だそうで、大室山の山中で富士山を褒めると嫉妬するそうです。本文には関係ありませんが、綺麗なのでアップしました。

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