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活動情報

コラム

フリーメイソン・秘密結社のはずが・・・・

西武線、[中野区 鷺ノ宮駅]、[杉並区 下井草駅] 近のMYMUSICピアノ教室です!

中央線沿い「阿佐ヶ谷教室」もご贔屓に!

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ベートーヴェン『創作主題による32の変奏曲』(原題:32 Variationen über ein eigenes Thema)を勉強するようにA先生から勧められました。
 

もともとは私がベートヴェンの変奏曲を勉強したいと申し出たのが始まりでしたが、自分の心づもりは『パイジェルロの歌劇「水車屋の娘」より』の作品群のような、「歌物の主題&平易と言わないまでも親しみやすい&短い」ものを考えていたので、A先生には「私にとってはテクニックも曲の持つスケールも重すぎるのではないでしょうか?」とお尋ねしたら。急がないから是非弾いてほしいとのことで、渋々楽譜を買い、半年くらい楽譜置き場に塩漬けにして、しかしA先生の手前頑張ろうと思い立ち、譜読みを始めました。シリアスでとても長く感じられる曲ですが11、2分の長さの曲です。
 

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「ウイキペディアより抜粋:シャコンヌに近い低音の扱い方で、作曲者が古典的な語法を導入する意思があらわれている。最低音はC-H-B-A-As-Gと明瞭に半音階を描いている。わずか8小節の短い主題ながら、低音の存在感が陰鬱な効果を出している。」
 

この曲には高校時代の思い出があって、当時一年生の時三年生の中間試験がこの曲だったので、学校の練習室から漏れ聴いていて、主題くらいは知っていた上、上級生の苦しみようを見て難曲だと察しもしていました。
 

 

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「陰鬱なベートーヴェン」は自分のキャラクターに合わないと、「陰鬱なJ.Sバッハ」よりも激しく避けてきたので、本当に新しい取り組みですが、ソナタと違って11分と短いのも救いです。・・なんて完全に腰が引けている状態で始めたのですが・・・
 

A先生に聞いてもらう前にU先生に聴いてもらいました。U先生は同じ曲を続けてレッスンに持っていくと「これは前回聴きました。」とか言われちゃうことがあるので、なるべく毎回違う曲をできれば新しい曲を持っていくようにしていますが、ネタが尽きたタイミングにちょうどよくこの曲があったのでレッスンに持って行ったのです。
 

両先生方にお稽古をしていただき、なんとかこの曲の魅力を感じることができてきました。

 

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ところで、変奏曲は「キャラクターが立つこと」と「それぞれ関連性があること」が命です。じゃないと「主題と変奏」って聞いている人に伝わりません。なかなかテンポが決まらない曲や曲想が定まらない変奏があって苦労していました。
 

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するとU先生がアドバイスをくれました。「ベートーヴェンはフリーメイソンですが、意識して弾いてますか?」確かにフリーメイソンの芸術家は作品に色濃く表現されていることがあります。この一言で自分の中のすっきりしないことが消えて音楽が収まるところに収まった気がしました。
 

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フリーメイソンで有名な音楽家はジャコモジャコモ・プッチーニ、フランチェスコ・ヴェルディ。モーツアルトは結社に所属していたという直接の証拠が残っているので間違いなさそうです。バッハ親子もフリーメイソンと言われていますし、ブーラームス、シューベルトもフリーメイソンであると言われています。うーんフリーメイソンって入会金が高そうだけどシューベルトとでも入会できたのかしらん?
 

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フリーメイソンのシンボルマークは石工の道具であったコンパスと直角定規で、中央の「G」は至高存在を意味し、神(GOD)と幾何学(geometry)を意味し、上向き三角形(コンパス)と下向き三角形(直角定規)の結合はダビデの星を形成し、男と女、陽と陰、天と地、精神と物質など世界の二元性の融和を表現しているようです。そして、コンパスは真理、直角定規は道徳という意味らしい


 

入会条件
18歳以上の男性である事
ちゃんと仕事してて、それなりの収入がある事
身体障害者でない事
何かしらの宗教(至高の存在)を信仰してる事
既存会員2名以上の推薦をもらう事

 

基本理念
『自由、平等、友愛、寛容、人道』という5つを基に結成された友愛団体、慈善団体

 

詳しい内情はわからなくても、作曲家がこの基本理念に共感して積極的に慈善活動を行うような性格の持ち主であったことは音楽を理解するのにものすごい助けになりますね。
 

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フリーメイソン宇宙人説


 

秘密結社のように思われているフリーメイソンですが、近年「高須クリニック」院長が入会したことで、ツイッターなどのSNSに情報がだだ漏れになってしまいました。ぶっちゃけ話のオンパレードで日本のフリーメイソンに関しては神秘性0です。
 

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かっちゃんのブログはぶっ飛んでいて面白いですね

楽な身体の使い方

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S先生のバレエ教室に長い間お世話になりました。辞めたキッカケは、その年の1月に帯状疱疹を罹患し、数ヶ月のドクターストップががかったせいです。股関節の痛みを冬の終わりから発症することが多かったのですが、その時期に被ってしまい、復帰の意欲が萎えてしまいました。

 

クラシックバレエのエクササイズは「アンディオール」して重心を引き上げる、ポジションは必ず「ターンアウト」。
面白いサイトを見つけました。http://k-bodydesign.com/dw201.html

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私の場合、脚を外旋して立つと鳩胸出っ尻になり骨盤がタックインするので、真っ直ぐ立つ為には、いつも意識して筋肉で真っ直ぐな姿勢に身体を合わせていることが必要になっていました。身体だけでなく意外と精神的にもストレスがありました。「バレエは健康体操では無い、芸術だ!」がS先生の持論なので、芸術が表現できる肉体になる為には多少の犠牲も必要な様です。特にプロのダンサーは35歳過ぎて何処か故障がなかったら真面目に踊っていなかった証明とぐらいいわれています。
でも、初心者や趣味の人は健康と美容が目的ですよね。上記のサイトはとても分かりやすくて勉強になりました。
 

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最近通っている太極拳のクラスでは、筋肉を無防備に動かす危険を常に説かれています。身体の作り出す形は、関節を認識して骨を通して動かした最後の表れだから、正しく動かせば自ずと正しい位置に納まるのだ、という理屈なのだそうです。
 

バレエのクラスでは透明な何にでもなれる肉体になる為に身体の癖を何とか取り払おうと先生方が四苦八苦されていました。どうも癖の強い人がいてそういう人は半分くらい諦められていました。が、太極拳のクラスでは、今のところ、その癖を取り去る事がメインの様です。
 

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さて、ピアノのレッスンでの生徒さんからのご相談内容で一番多いのが脱力についてです。脱力さえ出来ていれば、指の独立の問題や手の大きさ、音量不足、等を1点づつ、ちまちま考えなくても解決出来るはずだと踏んでいらっしゃるのです。
ところで何故脱力出来てないと自覚があるのかといえば、それは何処か窮屈な形で演奏しているからともいえます。
 

ピアノは手先指先で演奏している様に見えてます。が、「身体の中心から発した音楽的な動きが、身体の色々な関節や筋肉に伝わって来て、最後の表れが楽器演奏である」、というならとても演奏する事が楽になるのかなぁと思います。
太極拳の先生は、キツイ個人攻撃でサンプルを血祭りにあげて教えをしていますが、明日は我が身なので皆んな必死になって覚えます。
 

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ピアノのお稽古は個人レッスンの形態なので、他の人と自分の弾き方の比較が出来ないのですが、グループレッスンで初心者から弾ける様な曲をみんなで演奏して回したりとか、の機会があると、「自分の常識他人の非常識」がいくつも見つかったりして、面白いかもしれません。
 

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敬愛する先生との即興演奏

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コラム欄でボディテクニックの先生、S先生とA先生のことを書かせていただいたことが、原因なのかわかりませんが、不思議なことにS先生の夢を見てしまいました。先生振付の舞台を観ている場面でした。先生はお元気そうでしたが、夢ではチラッとしか出て来られませんでした。妙に気になっていたところS先生から書面が届きました。なんと新作公演の発表を知らせるものでした。セレンディプティか・・・
 

S先生は「国立音楽大学 教育音楽科」のR(リトミック)科の1年次の必修科目であったボディテクニックの先生として教鞭をとることになり、それから定年を迎えるまで、後進の育成に力を注がれて来ました。
 

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『牧神の午後』(1912)のニジンスキー

 

ことのはじめは、アメリカからリトミックの講師を招いて数ヶ月授業をしていただいたことでした。彼は、担当したリトミック専攻の学生たちの「あまりにも肉体の感受性が低い」ことに驚愕されて、パフォーマンスの基礎訓練の必要性を説いて帰られたことから、バレエダンサーであり国立音楽大学の作曲家卒業の経歴を持つS先生が講師として招かれ、ボディテクニックの授業が始まったのです。

 

S先生は見た目も美しくまるで貴公子のよう・・・本当に白タイツで正真正銘の王子様として踊っていたわけで、音楽関係者の男性陣の中で稀有な‘完璧な肉体’を備えていたため‘掃き溜めに鶴’状態、人気急上昇でしたが、講義内容は情け容赦ない厳しいもので一回の授業で3、4日間寝たきりになる人も続出。ピアニストに対しても人使いが荒く・・・かどうかわかりませんが前任者が辞めてしまい急遽学生アルバイトで私が講義の伴奏を務めることになったのです。

 

S先生はお父様が日本のモダンダンスの創始者の一人とされる重鎮で、先生自身はモダンも踊れるクラシックバレエのダンサー、しかも振り付け演出も手がけるサラブレットなので、いくら縁のある大学とはいえ、ど素人に*1‘教え’をするのは忍耐の二文字に尽きたようでしたが、先生のそのキャリアのおかげで、学生たちは幅広いジャンルの‘動き’を大変論理的に整頓された状態で学ぶことができました。ひどい筋肉痛を伴ってですが。
 

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上半身裸で舞台上でスポットライトを浴びることが許される・・先生がそんなに美しかったら、相当の筋肉痛にも耐えられるというものです。

 

フロアトレーニング(床に仰向けになった状態)に、腹筋背筋柔軟と休む間も無く、やっと起き上がって、この日のメインの内容が始まります。
 

惰性を使った動き、体の中心からの動き、先端からの動き、5つのジャンプ(ジャンプは5種類あります、両足ジャンプ、片足ジャンプ、両足着地、片足着地を組み合わせると5種類です)、ピアノの音に反応して即興的に動く、古典舞踏、民族舞踊、等々・・・
 

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ピアニストが大変なのは、自分のペースで弾けないことです。動きに合わせるだけでなく相手の能力を予想したり、または先生が教育的に望んでいる動きができる速さを考慮したりして、テンポや音量音色を決めるのですが、疲れたからやめたいはできないのです。もちろん勝手にテンポが変わったり、つまづいて止まったりはありえないことです。

 

 

しかも、普通に楽曲を弾いていたらありえないことも起こります。全部フォルテッシモで弾き続けるとか・・例えば「ピアノの音に反応して即興的に動く」のお題は『怒れる巨人』と『水に揺らぐ水草』。水に揺らいでいる方は激流や滝のように流れ落ちる音も弾きますが、水が澱んで滞留したり、超静かな流れを混ぜて適当にお休みも可能です。問題は『怒れる巨人』。巨人が怒り狂って暴れまわる、怒りは天井に、床に、周囲の壁に向かって激しくぶつけるというイメージです。先生の気がすむまでやらされます。

 

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音楽大学の学生は全般におとなしく内向的なので、体全体で何かを発散しろ!と言われてもヘラヘラしていますので、先生がお手本を見せたり、目を瞑らせて外からの刺激を絶ったり、恥ずかしさを払拭させてから、まず全員で動きます。それから数人ごとのグループに分けて動きます。それぞれグループが終わるたびに「疲れた、頭ぐらぐらする・・」を連発。私は先生の見本からノンストップで弾き続けなくてはならないのです。最後に再び全員で巨人を舞って、終わったら休憩挟んで次のコマで同じ内容の授業、最初からの繰り返しが始まります。この即興演奏の難しいところは、ピアノの弾き始めからパフォーマー全員の動きがピタッと合うこと。不思議な現象のようですが、ちゃんと仕掛けがあります。
 

重労働のため筋細胞がものすごいダメージを受けるようで、小指の先からものすごい筋肉痛でほとんど怪我をしているくらいの感じですが、一週間後にはこの講義の復習をするため、同じ演奏をしなければなりません。
 

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ああ、、ワルツステップ。華麗に踊れなかった思い出が・・・

 

もっと大変なのは、「手先からの動きが全身に及んで大きな動きになる」。小さな微細な手の中波がだんだん大きくなって肘を揺らし最後は全身でドンブラコ・ドンブラコ・ドンブラコ・・・いつまでもドンブラコ・・・揺れはピアノの即興がリードしていてすごく難しい即興だし、ドンブラコはなかなか終われない。最後はだんだんおさまって小さな波でおしまい・・なんですが。
 

で、私は音量が出るそうで、「どんなクマが弾いているかと思ったら長尾さんだった。」とか言われたりしますが、それなりに鍛えられていたんですね。っとS先生の授業と共に、その時の辛苦を思い出したりしました。いえいえ、冗談です、本当はS先生の下での即興をとても楽しく弾かせていただきました。気持ちが伝わっているのか、その当時の学生さんから、もうずいぶん前のことなのに、「先生の演奏が大好きでした。」なんて言われたりして一人悦に入っています。
 

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*1「教え」=先生をすること、いわゆるバレエ用語で「教えをする」・「教えに行ってくる」・などの使い方をする、教会や聖書とは全く関係がない)便利なので私も家庭内で使っていたりします。例「今日は阿佐ヶ谷で教えがある」
 

そうそう、阿佐ヶ谷教室は広いので即興演奏でいっぱい遊べます。体験レッスン無料期間中に是非いらしてくださいね!!
 

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音色や響きを作ることにチャレンジしよう❗️


 

同じ楽譜を弾いているのに、全然違うように聴こえる、とか同じ楽譜を弾いているのに全然違う曲に聴こえる…良い意味でも、または残念な事も。うーん、良い曲だと思ったのに、自分が弾くとなんでこんな風になっちゃうのかな?っていうのは有りがちですよね。
 

生まれ持った体格や運動神経等どうしようもない事で縛られる部分も結構ありますが、もっと手が大きかったら、とか無いものねだりしても仕様がないので、今ある機能を高める工夫をするしかないですよね。
 

脳の使い方や見る力の強い人は、苦労しなくても初見は早いですが、遅い人は速そうな人のマネをするだけでも早くなったりするそうです。実際初見力の早い人に初見奏をしてもらって、目の動きや視覚からの情報をどの様に体に伝えているのか、観察するだけでも、良い勉強になります。
 

話は変わりますが…
 

今年の夏から、クリスタルボウルを習うことになりました。クリスタルボウルというのは平たく言えば打楽器です。水晶の器を鳴らします。最初、気楽に演奏会を聴きに行っただけでしたが、演奏することを勧められました。実際音を出してみると面白い楽器です。鳴らし方は、とりあえず叩くと擦るです。適当に叩くとカツン!と酷い音がしますので、修練が必要みたいです。
 
成功してコーン!というなり方をした後、かなり長く響きが残ります。その後マレットで擦ると1分ぐらいは音が伸びるそうです。高度な技は色々あるそうですが、入門コースはここで終わりでした。この楽器に特有の残響を上げる、落とす、広げる、というような、音の響きの方向性を意識したら、ピアノの音色も、また違う視点(聴点かな⁉︎)から感じることができそうです。
 

どうでしょう?ちょっと意識するだけなら、指が早く動かなくても、難しい技巧ができなくても、とりあえず今日明日にでもできそうですね。
 

横浜のレストランに有った、オルガン?かな。どんな音が鳴るのでしょう。


 

 

勿論、人に聴いてもらって共感を得てもらえるのが演奏の醍醐味とも言えますが、まずは、自分が良い音だなぁと、気持ちよく演奏出来ることを目指すのも大切です。たとえ素晴らしい演奏と褒め称えられたとしても、弾いている本人が苦しいだけだと、演奏を続けていく気持ちになれませんよね。
 

自分がまず気持ちよくなれる様に、また人にも心地よさが伝わる様に、立ち止まって響きに感覚を置いてみる習慣がつくと良いなぁと思います。
 

演奏する事の意味

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先週で終わったドラマですが、ピアニストとサラリーマンの夫婦が養子縁組する話が放映されていました。主人公がピアニストなので色々考えさせられたり、それはちょっと・・・と思ったりしながら、結局最後まで見てしまいました。
 

ピアニストの妻は、コンクールに落ちまくっていて心根が腐ってきているという設定。由緒あるピアノコンクールには年齢の上限があるのですが、それに差し掛かりそうな年齢という事らしい、私自身はそこまで頑張ってなかったのですが、確かに30代のピアニストが、受けるコンクールがなくなってフリーター状態になり、鬱になったり引きこもりになったりする話は、何処かで聞いた事が有るような無いような…
 

生徒を教えていても、反抗的な態度を取る子供の生徒にイライラを募らせトイレで叫ぶ毎日。
子供という生き物は、常にご機嫌でいたい性質なので、不貞腐れたり愚図ったり反抗したりする時は、相当疲れているか頭の中がいっぱいいっぱいか、その両方で疲弊している時、そんな相手を目の前にしたいい大人が被害者面するなんてとんでもないと思うのですが、こういうピアノの先生もそこら辺にいそうです。
 

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主人公は、普通にピアノを勉強していても中々届かない夢、オーケストラとの共演ですら、不貞腐れてつまらなそうです。音楽を続けることに協力的な夫にも「もうやめたい」と言いそうになっています。
 
 

もともと、ピアノコンクールは若手の登竜門として育成の手助けとして存在しているわけで、コンクールに入賞できなかった人を世の中から退けるためのものでもなく、最近はプロ、アマの垣根を越えて年齢制限のないコンクールもあります。つまりは人材育成や才能のある人の発掘のためのもので、主人公のように、すでに演奏家としてデビューしている人が勉強の一環として受けて、ファイナリストになれないことも結構あるので、コンクールに受かることばかりに執着するのも変な話です。
 
 

自宅のレッスン室は全く防音を施していない状態で新品同然の「sigeru kawai」のピアノ。YAMAHAでなくKAWAIのグランドピアノがドラマで使われていたのも驚きです。最近特にブランディングに頑張りだした「sigeru kawai」。いい宣伝になります。お粗末なレッスン室で音がだだ漏れだったせいで、浮浪児がピアノの音に惹かれて自宅の庭に現れるところからストーリーが展開します。結局主人公は、「体裁のよい言い訳」を見つけて自分の目の前にある音楽や楽器と格闘することから去ってしまいます。
 
 

この主人公が、暗い顔をして呟くシーンがドラマの冒頭にありました。「私が演奏することに意味があるのでしょうか?」
 

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大人の生徒さんで、「自分は学びや発見が楽しいので、発表会で演奏するのは二の次なんです」という方もおられます、少数派ですが。ほとんどの方は‘弾きたい派’です。ちょうど発表会の前に始まったドラマでしたので、感化されて「私の演奏に意味があるんでしょうか?」なんて生徒さんが言い出したら発表会が成り立たなくなっちゃう!!って焦ってしまいましたが、事なきを得てよかったです。
 

私も何年か前から師事しているA先生にソロリサイタルを行いように勧められています。先生の誘導に従って譜読みし小さな本番を重ねているうちに。恐ろしことにレパートリーができてきました。今までジョイントリサイタルばかりだったので、一人でコンサートをすることになったら、結構な人数の知り合い知人が駆けつけてくれそうです。
 

「私が演奏することに意味があるのでしょうか?」
 

それこそ、音楽大学の教師として席があったとしても、コンクールで一緒に受ける方はコンクールプロみたいな院生に揉まれていた経験もあるので、自分よりも若くて勉強して技巧がうまい人は星の数ほど見ています。
そんな中、先日A先生が他2人の方とジョイントリサイタルをすることになって、自分の生徒さんと聴きに行きました。相変わらずというのか、演奏のスケールが大きく、音がうなるようで、倍音の響きが半端ではない!他の演奏家の方も素晴らしいのですが、音色がクリアで、最初の1音弾いただけで、もう存在感がすごかったです。
 

ご一緒してくれた生徒さんもとても感動していました。「A先生のソロだけでもっと聴きたかったです。」と言っていました。
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A先生の元に演奏後ご挨拶に行きました。A先生から「長尾さんのリサイタルもこの会場がいいのではありませんか?」と言われてしまいました。素晴らしいA先生の演奏を聴いた後で「私が演奏する意味があるのでしょうか?」。ところが一緒にいてくれた生徒さんが「先生(私のこと)もソロでリサイタルやればいいのに、聴きたいです、なんでしないんですか?」と聞かれました。
これはこれ。それはそれ・・ということで、どうも別腹らしい・・・
 

意味なんて難しいことを考えなくても、とりあえず弾きたかったら会場を取って練習すればいいのでしょう。期限を切らないと練習もはかどらないし・・私の場合は応援してくれて楽しみにしてくれている人がいるので、それに答えたいというところが結構あるのですが。

 

例のドラマは、‘アラフォー目前にしてお腹の大きな奥さんを抱えたプー太郎の主人公の弟’が「調律師になる」と宣言して終わりました。一家の大黒柱になる人が家族を置いて無給で何年修行する気なんでしょうか・・・無理っぽい話で終わりました。音楽やピアノに関してはリアリティがあるような無いようなドラマでした。
 

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